中華まん特集
●時短・簡便ニーズ追い風に成長
中華まん市場は、コンビニエンスストアの店舗増加や食事代替・おやつなど食シーンの拡大で2014年に580億円だった市場規模が、17年は670億円に、18年は、前年比2%増の680億円を達成し、市場規模700億円を射程圏内に収めた。18年は暖冬となり、中華まんには厳しい環境だったが、逆風の中、市場成長を果たした。成長の背景には、女性の社会進出によって相対的に家事にかける時間が減少し、食事でもより時短・簡便のニーズが高まっていることがある。また、世帯数の少人数化による個食化の進行などで、「1食完結型」である中華まんの価値が評価されていることも要因のようだ。さらに、スマートフォンの普及で、若年層の片手はスマートフォンに奪われることになった。自分の興味があること以外の消費を極端に絞る傾向が強い若年層の増加で、食に関する関心の低い層が増え、手を汚すことなく、ワンハンドで食べることができる中華まんは、今後、さらなる成長が期待できる。(青柳英明)
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◆中華まん特集:18年市場680億円、700億円射程圏内に
惣菜 特集 2019.10.02●時短・簡便ニーズ追い風に成長 中華まん市場は、コンビニエンスストアの店舗増加や食事代替・おやつなど食シーンの拡大で2014年に580億円だった市場規模が、17年は670億円に、18年は、前年比2%増の680億円を達成し、市場規模700億円を射程圏…続きを読む
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中華まん特集:フタバ食品 ワンランク上の商品開発 熟成でもちもち生地
惣菜 特集 2019.10.02フタバ食品の19年8月期中華まんじゅう事業販売業績は、ほぼ前年並みで着地した。今年の商戦では、新たに熟成生地を使用した中華まんを投入し、ワンランク上の味・うまみを提供。地産地消をコンセプトにしたオリジナル中華まんの開発も展開を進め、独自の価値を訴求し…続きを読む
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中華まん特集:山崎製パン 「具たっぷり」リニューアル 具材の品質を向上
惣菜 特集 2019.10.02山崎製パンの中華まんの今期(19年12月期)1~2四半期(1~6月)は、売上高40億円で前年比5.9%減と前年同期を割り込んだ。主力の「具たっぷり」シリーズの苦戦が影響した。一方、7月単月は好調に推移した。19年下期の中華まんの取組みは、「具たっぷり…続きを読む
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中華まん特集:井村屋 「ゴールド」シリーズ個包装化寄与で好調
惣菜 特集 2019.10.02井村屋の前期(19年3月期)の「点心・デリ」カテゴリーの売上げは前年実績を上回り好調に推移した。好調の要因は、18年に「ゴールド」シリーズについて、個包装にしたことの利便性が流通、消費者に高く評価され売上げが増加したことが寄与した。個包装にすることで…続きを読む