育児用調製粉乳・ベビーフード特集
出生数減少が続き、育児用調製粉乳(育粉)、ベビーフードの国内需要環境は厳しさを増しているものの、社会環境の変化や災害の多発、輸出の好調とインバウンドの下支えなどで、1人当たりの使用量は伸びている。今年3月には、12年ぶりに「授乳・離乳の支援ガイド」が改定。乳児用液体ミルクの販売もスタートし、乳幼児の栄養を取り巻く環境は新たな局面を迎えている。社会構造が変化し子育てのスタイルも多様化している中、育児の「負担」と「不安」を和らげる製品展開や取組みが進んでいる。(小澤弘教)
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◆育児用調製粉乳・ベビーフード特集:多様化に対応 「負担」「不安」和らげる
乳幼児食品 特集 2019.10.18出生数減少が続き、育児用調製粉乳(育粉)、ベビーフードの国内需要環境は厳しさを増しているものの、社会環境の変化や災害の多発、輸出の好調とインバウンドの下支えなどで、1人当たりの使用量は伸びている。今年3月には、12年ぶりに「授乳・離乳の支援ガイド」が改…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:育児用調製粉乳 拡大続く生産量・輸出比率
乳幼児食品 特集 2019.10.1818年の出生数(人口動態統計速報値=外国人を含む国内の実需ベース)は前年から2.8ポイント減少し、95万0832人となり、過去10年間で最小値を示した。一方、育児用調製粉乳(育粉)の生産量は増加し、乳児1人当たりの年間使用量も増加傾向。女性の就業率の上…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:乳児用調製粉乳 少子化でも上向き続く
乳幼児食品 特集 2019.10.18乳児用調製粉乳は、出生数の減少が続く中、市場は上向き傾向が続いている。共働き世帯や女性の就業率の増加といった社会変化、男性の育児意識の変化など、利用率・量ともに追い風となっていると思われる。特に、女性の就業率は18年に全年齢ベースで51.3%となり、…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:フォローアップミルク 使用期間・用途拡大が…
乳幼児食品 特集 2019.10.18乳児用調粉の使用期間が1歳まで延長されたことで、幼児用のフォローアップミルクは9ヵ月から1歳までの3ヵ月を失うとともに牛乳との競合もあり、減少傾向が続いていたが、ここに来て下げ止まり感も出てきたようだ。各社の付加価値商品の開発や、使用用途・期間拡大に…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:「授乳・離乳の支援ガイド」改定
乳幼児食品 特集 2019.10.18●生活スタイル尊重したものに 授乳・離乳の望ましい支援のあり方について、妊産婦や乳児の支援に関わる保健医療従事者を対象として、施設や専門医療が異なっても基本的事項を共有し、一貫した支援を進めるために作成された「授乳・離乳の支援ガイド」が、今年3月、…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:特殊調整粉乳 栄養で貢献、ストックも重要
乳幼児食品 特集 2019.10.1818年の乳児死亡率(出生1000対)は、前年に引き続き1.9となった。乳児死亡数も1748人となり、調査開始(1899年)以来、2年連続で過去最少を更新した。新生児死亡率も0.9を維持し、最低レベルをキープしている。 これはわが国の妊産婦や保健指導…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:ベビーフード 多彩な生活シーン応援
乳幼児食品 特集 2019.10.18日本ベビーフード協議会によると、18年のベビーフード生産量は1万5022tで、前年比13.2%増と好調に推移した。金額ベースでも300億円を突破し、前年比12.0%増と2桁伸長を達成。出生数は右肩下がりの状況が続くが、市場は着実に拡大を続けている。有…続きを読む