育児用調製粉乳・ベビーフード特集

乳肉・油脂 2019.10.18

 出生数減少が続き、育児用調製粉乳(育粉)、ベビーフードの国内需要環境は厳しさを増しているものの、社会環境の変化や災害の多発、輸出の好調とインバウンドの下支えなどで、1人当たりの使用量は伸びている。今年3月には、12年ぶりに「授乳・離乳の支援ガイド」が改定。乳児用液体ミルクの販売もスタートし、乳幼児の栄養を取り巻く環境は新たな局面を迎えている。社会構造が変化し子育てのスタイルも多様化している中、育児の「負担」と「不安」を和らげる製品展開や取組みが進んでいる。(小澤弘教)