長野・山梨地区新春特集
22年を迎えた長野、山梨両県の食品業界。新型コロナウイルスの感染拡大が一定の落ち着きを見せ日常を取り戻しつつあった年末年始だが、年明け以降、再び感染者数が増え始めるなど、コロナ禍は丸2年に突入しようとしている。観光需要などが柱の両県にとってダメージの蓄積は重く、今年もまた厳しい幕開けとなった。(長野支局長=西澤貴寛)
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◆長野・山梨地区新春特集:変化とらえ新時代へ ポスト・コロナ生き抜く挑戦
特集 総合 2022.01.1422年を迎えた長野、山梨両県の食品業界。新型コロナウイルスの感染拡大が一定の落ち着きを見せ日常を取り戻しつつあった年末年始だが、年明け以降、再び感染者数が増え始めるなど、コロナ禍は丸2年に突入しようとしている。観光需要などが柱の両県にとってダメージの…続きを読む
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長野・山梨地区新春特集:アンケート調査 長引くコロナ禍にコスト悪化
特集 総合 2022.01.14調査は、長野・山梨両県内の食品関連企業約80社を対象に、昨年11月から12月にかけて書面アンケート、聞き取り取材などで実施。44社(製造32社、卸8社、小売3社、外食1社)から回答を得た。 ●ウィズコロナ・アフターコロナ対策 約2年間のコロナ禍で…続きを読む
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長野・山梨地区新春特集:小売流通=地域市場、「持続」への再構築必至
特集 小売 2022.01.14甲信エリアの食品マーケットは、人口減少が進む中で業態を越えたオーバーストアが進む。スーパー(SM)チェーンは長野のツルヤ、山梨のオギノと両県トップが盤石の基盤でけん引するが、ナショナル、ローカルチェーンのディスカウントストア、出店ラッシュが続くドラッ…続きを読む
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長野・山梨地区新春特集:地域卸=新たな機能と価値を創出
特集 卸・商社 2022.01.14長引くコロナ禍が重くのしかかる甲信エリアの中間流通業界。昨年秋から感染拡大に一定の落ち着きが見られ、外食や観光などへの人出も戻りつつあるが、年明けから強まる「第6波」への懸念に、卸各社は警戒感を募らせる。21年は業務用の苦戦に加え、内食化を追い風に好…続きを読む
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長野・山梨地区新春特集:農産加工=揺らぐ足元 地域力に活路
漬物・佃煮 特集 2022.01.14豊かな自然に恵まれた甲信エリア。リンゴや桃、ブドウ、トマト、レタス、わさびなど、生産量で全国トップ3を占める果実・野菜も多い。これら多彩な農産物を原料とした加工食品製造業は、地域の食品産業を黎明期からリードしている。 コロナ禍が続いた21年も消費者…続きを読む
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長野・山梨地区新春特集:信州そば=高配合系で需要キャッチ
麺類 特集 2022.01.14そばの一大ブランド「信州そば」。観光需要も大きなウエートを占めている外食はもちろん、麺製品の分野でも抜群の市場認知度を誇り、地域の食品産業をけん引している。 中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺、乾そばは、長野県が製造量で全国トップ。市場シェアは、…続きを読む
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長野・山梨地区新春特集:味噌・醤油=「伝統」「革新」 光る独自性
調味料 特集 2022.01.14甲信エリアは、味噌・醤油といった発酵食品の製造が盛ん。特に「信州味噌」の地元、長野県は大手から中小、「蔵」規模の醸造場まで約100のメーカーがひしめく味噌大国。全国の味噌出荷量に占める県のシェアは、50%以上に及ぶ。 コロナ禍が続いた21年。域内メ…続きを読む