長野・山梨地区新春特集
長野・山梨地区新春特集:農産加工=揺らぐ足元 地域力に活路
19年10月の台風で大規模な浸水被害を受けた長野市長沼地区のリンゴ畑。被災地のみならず生産者の高齢化などで全県的に離農者が増えている
原材料価格や物流費などの相次ぐ上昇で農産加工業界の足元は揺らいでいる=18年5月の寿高原食品「ジャム祭り」
豊かな自然に恵まれた甲信エリア。リンゴや桃、ブドウ、トマト、レタス、わさびなど、生産量で全国トップ3を占める果実・野菜も多い。これら多彩な農産物を原料とした加工食品製造業は、地域の食品産業を黎明期からリードしている。
コロナ禍が続いた21年も消費者の内食傾向を背景に、製造各社の業績は家庭用と業務用で明暗が分かれた。加えて、原材料費や物流費、動力費などコスト環境が大幅に悪化し、業界の足元を揺るがせている。引き合いが強まる国産・地産原料、関心を集める地
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長野・山梨地区新春特集
総合22年を迎えた長野、山梨両県の食品業界。新型コロナウイルスの感染拡大が一定の落ち着きを見せ日常を取り戻しつつあった年末年始だが、年明け以降、再び感染者数が増え始めるなど、コロナ禍は丸2年に突入しようとしている。観光需要 […]
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