長野・山梨地区新春特集

長野・山梨地区新春特集:小売流通=地域市場、「持続」への再構築必至

小売 2022.01.14 12347号 11面
長野県の小売業トップを独走するツルヤ。20年からは群馬県にも進出しチェーン拡大のステップアップを目指す(写真は長野中央店=長野市)

長野県の小売業トップを独走するツルヤ。20年からは群馬県にも進出しチェーン拡大のステップアップを目指す(写真は長野中央店=長野市)

消費者の郊外流出が顕在化する山梨県のJR甲府駅前。19年9月閉店の山交百貨店跡地には21年4月にヨドバシカメラが出店した(写真奥)

消費者の郊外流出が顕在化する山梨県のJR甲府駅前。19年9月閉店の山交百貨店跡地には21年4月にヨドバシカメラが出店した(写真奥)

 甲信エリアの食品マーケットは、人口減少が進む中で業態を越えたオーバーストアが進む。スーパー(SM)チェーンは長野のツルヤ、山梨のオギノと両県トップが盤石の基盤でけん引するが、ナショナル、ローカルチェーンのディスカウントストア、出店ラッシュが続くドラッグストア勢らと、限られたパイを奪い合う構図だ。郊外では大型商業施設の新規出店計画も進み、中心市街地をはじめとする既存商圏は再建が必至。少子高齢化の加速で人の流れや購買行動がさらに変わるとみられる今後に向けて、生活商圏の持続性など

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    長野・山梨地区新春特集

    総合

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