寒天特集
冬場の天然製造が山場を迎えている寒天業界。今シーズンは冷え込みに恵まれ、数年ぶりの「寒天日和」続きで順調な製造作業が続いている。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大と並行して、和菓子原料など業務用を中心とした需要低迷は長期化。家庭用も、内食化を背景に粉末寒天をベースとしたデザート製品などは堅調を維持しているが、簡便志向の高まりを受けて素材型の角寒天は苦戦が浮き彫りとなっており、年明け以降の“第6波”がさらに暗い影を落とす。(長野支局長=西澤貴寛)
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◆寒天特集:変化とらえ進化へ 多様な価値創造目指す
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.01.31冬場の天然製造が山場を迎えている寒天業界。今シーズンは冷え込みに恵まれ、数年ぶりの「寒天日和」続きで順調な製造作業が続いている。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大と並行して、和菓子原料など業務用を中心とした需要低迷は長期化。家庭用も、内食化を背景に…続きを読む
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寒天特集:天然製造「寒天日和」で順調 停滞打破へ、新規ユーザー開拓
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.01.31「寒天の里」長野県茅野市。昨年末から「久しぶりにうれしい寒さの毎日」(長野県寒天水産加工業協同組合・五味嘉江組合長)が続き、今21~22年製造期は順調な角寒天製造が続く。 20~21年期も出だしこそ寒気に恵まれ順調なスタートを切ったものの、年明けの…続きを読む
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寒天特集:伊那食品工業 多角価値の発信元年 新商業施設「monterina」…
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.01.31多彩なニーズに応じた製品開発、商品展開で寒天市場をリードする伊那食品工業。コロナ禍で変化したライフスタイル、生活者の志向にどう向き合っていくか。塚越英弘社長は、「今年は多角的な価値を発信する元年になる」と話す。 「“おうち時間”の拡大で、消費者の間…続きを読む
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寒天特集:原料動向=21年原藻輸入量、過去10年で最少に
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.01.31◆コロナ禍、需要低迷と物流混乱 財務省貿易統計によると、21年1~11月のテングサ科原藻輸入量は1021tで、前年同期を25.3%下回った。公表前の12月分を含めても、「寒天ブーム」の反動減で1100t台にとどまった08~09年レベルに落ち着く見込…続きを読む
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寒天特集:森田商店・森田尚宏社長に聞く 国産天草、22年は豊作を期待
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.01.31いまだ新型コロナ感染症が完全に払しょくされていない中、健康に配慮した食生活がより一層注目される。その一つに寒天がある。そこで原料となる天草の概況について森田商店の森田尚宏社長に話を聞いた。(西川昌彦) --21年の国産の天草の状況は。 森田 20…続きを読む