九州地区新春特集2023

総合 2023.01.04
九州地区新春特集2023

 長引くコロナ禍においても、行動制限のない状況が継続。これを受け九州エリアでも、各種イベント、外食店での人の流れが活発化。観光需要も息を吹き返している。全国旅行支援の効果もあり九州エリアでも大きな変化がみられる。平日でも、ホテルがにぎわう様子が目立つようになったという。
 九州経済調査協会が発表した宿泊稼働指数(2022年10月分)をみると、九州は69.4(前月差9.8ポイント増)だった。他エリアに比べると、プラス幅は比較的小さいものの、4ヵ月連続のプラスとなった。県別にみると、特に鹿児島県と熊本県でそれぞれ78.2(同14.4ポイント増)、77.1(同12.6ポイント増)と指数の回復が目立った。22年9月には西九州新幹線が開業。沿線自治体、観光地を持つ周辺自治体の中では、武雄市(94.5)や島原市(88.5)で指数水準が高くなっている。別エリア扱いの沖縄は62.3(同20.6ポイント増)。全国的に見ても9月からの伸びが顕著となっている。(九州支局長=大屋良太)