SDGs（持続可能な開発目標）への関心が高まる中、食品業界でもサステナビリティ（持続可能性）に関する取組みが活発化している。特に消費者と多くの接点を持つ中食・外食業界では、さまざまな企業が環境負荷低減・食品ロス削減・脱プラスチックなどに取り組んでいる。地方自治体でもSDGsを原動力とした「地方創生」が進む。SDGsを活用することにより、行政・民間事業者・市民など異なるステークホルダー間で地方創生に向けた共通言語を持つことが可能となる。政策目標の理解が深まり、自治体業務の合理的な連携ができることで、地方創生の課題解決を一層促進することが期待される。（涌井実）