みりん類・料理酒特集2023
和食の基礎調味料の一つである本みりんや料理酒。コロナ禍で家庭用の需要は高止まりする一方、業務用は回復が顕著となっている。メーカー各社はレシピコンテストの開催などを通し、和食だけにとどまらない幅広い用途での利用を訴求。次世代ユーザーの取り込みを図る。(藤林敏治)
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◆みりん類・料理酒特集:次世代ユーザー取り込みへ 和食だけでない用途を訴求
酒類 特集 2023.02.13和食の基礎調味料の一つである本みりんや料理酒。コロナ禍で家庭用の需要は高止まりする一方、業務用は回復が顕著となっている。メーカー各社はレシピコンテストの開催などを通し、和食だけにとどまらない幅広い用途での利用を訴求。次世代ユーザーの取り込みを図る。(…続きを読む
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みりん類・料理酒特集:宝酒造 調理機会定着図る リアルイベントでPR
酒類 特集 2023.02.13宝酒造の22年(1~12月)の調味料カテゴリーの販売数量のうち、本みりんは3万8220kl(前年比1%増)、料理用清酒は1万6850kl(同1%減)となった。 22年はコロナによる行動制限が解除された4月以降も、コロナ禍で伸長した家庭用の販売実績は…続きを読む
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みりん類・料理酒特集:キッコーマン食品 前年実績超え 若年層開拓など奏功
調味料 酒類 特集 2023.02.13●スイーツ提案深化 キッコーマン食品のみりん類売上げは今3月期、前年実績以上で推移し、高付加価値化と若年層の喚起を果たしている。中小容量のトップブランドである「米麹こだり仕込み」が成長を続けた。コロナ共存の内食増で順調な家庭用販売に、業務用の回復が…続きを読む
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みりん類・料理酒特集:九重味淋 「九重櫻」伸び増収
酒類 特集 2023.02.13●もろみ調味液、高い汎用性アピール 九重味淋の2022年売上げは、本みりん類が前年比5%増、調味料類が同7%増だった。業務用は業態を変えてチャレンジする飲食店が増え、21年はテークアウト販売、22年は冷凍自販機による販売などコロナが生んだモデルケー…続きを読む
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みりん類・料理酒特集:三菱商事ライフサイエンス 「濃醇」うまみ向上提案
調味料 酒類 特集 2023.02.13●マスキング効果も 三菱商事ライフサイエンス(MCLS)は、外食や業務用市場でコスト意識が高まる中、21年から本みりんは少量で使っても特徴的な高付加価値商品を市場提案し、汎用(はんよう)品が落ち込む分を補填(ほてん)し、22年の着地は全体で前年並み…続きを読む
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みりん類・料理酒特集:福泉産業 収益確保へ業務用注力 新機軸な商品模索
酒類 特集 2023.02.13福泉産業の前期(22年12月)みりん・料理酒事業の売上げは20年比微減で着地し、厳しい結果となった。 市販用は、相次ぐ原材料費などの生産コスト高騰を受け、販売価格の適正化を行い、苦戦が続いた。 一方、業務用では大きくウエートを占める学校給食や産業…続きを読む