片栗粉特集2023
23年度の北海道産バレイショでんぷん生産量は、前年比3.3%増の15万8000tを見込む。北海道では3年連続生産量が15万t台の不足となった。加えて、繰り越し在庫も6000tと少ない。10月からは北海道産バレイショでんぷんの2回目の値上げ(値上げ幅15%)、メーカーへの供給数量の10%カットが実施となった。今年1月の値上げ(値上げ幅10%)が落ち着きを見せ始めていただけに、メーカーはさらに厳しい状況に陥った。「値上げについて以前よりは寛容になってはいるが、現実には十分に改定ができていない面もあり、非常に厳しい状況」(片栗粉メーカー)となっている。得意先への丁寧な説明と販売が肝要となる。(三井伶子)
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◆片栗粉特集:10月から2回目の値上げ 量目変更や供給制限で対応も
農産加工 2023.10.0423年度の北海道産バレイショでんぷん生産量は、前年比3.3%増の15万8000tを見込む。北海道では3年連続生産量が15万t台の不足となった。加えて、繰り越し在庫も6000tと少ない。10月からは北海道産バレイショでんぷんの2回目の値上げ(値上げ幅1…続きを読む
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片栗粉特集:全国片栗粉組合・山本純三理事長 市場安定化に総力挙げる
農産加工 2023.10.04片栗粉加工メーカーと、その取引商社などで構成される全国片栗粉組合は、北海道産バレイショでんぷんの安定供給体制の確立と認証マーク普及による品質向上など、総力を挙げて市場安定化に取り組んでいる。北海道のバレイショは3年連続の不作により、バレイショでんぷん…続きを読む
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片栗粉特集:川井清光東京支部長 産地へ足運ぶ企業活動必要
農産加工 2023.10.04全国片栗粉組合は片栗粉の加工メーカーとその取引商社などで構成される。東京、中部、関西、西日本の各支部があり、34社の会員が加盟する。各支部長に市場の現状と課題について聞いた。 * ◇支部長に聞く 全国片栗粉組合・川井清光東京支部長(川光商事…続きを読む
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片栗粉特集:岩井昭治中部支部長 消費者へ原料ひっ迫を周知
農産加工 2023.10.04◇支部長に聞く 全国片栗粉組合・岩井昭治中部支部長(トーカン執行役員王将営業部長) 昨今の片栗粉の需要は消費者の節約志向の高まりもあって底堅く市販用、業務用ともに堅調だ。そのような中、片栗粉に使われる北海道産バレイショの生産量は年々減少、特にここ3…続きを読む
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片栗粉特集:鷲尾新治西日本支部長 原料確保、業界の大きな課題
農産加工 2023.10.04◇支部長に聞く 全国片栗粉組合・鷲尾新治西日本支部長(火乃国食品工業社長) 年明けから、新型コロナの影響が縮小傾向となり、国内旅行の増加、インバウンドの急回復が進んだ。外食産業を中心に、北海道産片栗粉の需要が大きく伸びる中、家庭用も消費が堅調に推移…続きを読む