静岡食品マーケット特集2023
5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法の扱いが2類から5類に移行し、静岡県の食産業は外食業と宿泊業を中心に以前のにぎわいを取り戻しつつある。特に8月の盆休み期間中、伊東市や熱海市などの観光地は主に首都圏からの観光客でにぎわい活況を呈した。(静岡食品マーケット特集取材班=宇佐見勇一)
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◆静岡食品マーケット特集:物価高も地域密着で成長続く
特集 総合 2023.10.28●県全体で需要回復に期待大 5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法の扱いが2類から5類に移行し、静岡県の食産業は外食業と宿泊業を中心に以前のにぎわいを取り戻しつつある。特に8月の盆休み期間中、伊東市や熱海市などの観光地は主に首都圏からの観光客でに…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:マックスバリュ東海 地域にとって力強い存在へ
特集 小売 2023.10.28◆新たな成長軌道を創造 マックスバリュ東海(作道政昭社長)は変化が激しい今、地元食材を使用した商品開発や行政・地域との取り組みなどを通じて、地域にとって力強い存在を目指し、新たな成長軌道を創造している。また、地域ごとのニーズを店舗の商品展開にも反映…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:遠鉄ストア 躍進目覚ましい高質ストア
特集 小売 2023.10.28◆確固たる地位で創立50周年 静岡県西部を中心にスーパーマーケット(SM)34店舗、移動スーパー8台、ドラッグストア(DgS)でフランチャイズ(FC)契約のマツモトキヨシ11店舗、調剤薬局3店舗、シャトレーゼ2店舗を展開している遠鉄ストア(宮田洋社…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:タカラ・エムシー DgSへの出店で話題
特集 小売 2023.10.28◆新たな可能性を模索 タカラ・エムシー(上野拓社長)は4月、ドラッグストア(DgS)店内にスーパーマーケット(SM)と同様の加工・調理場のある店舗を出店し、周辺店舗が戦略の刷新を迫られるなど、話題を呼んでいる。さらに静岡県のSMで初となる全国共通で…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:静鉄ストア 百年構想をパーパスに
特集 小売 2023.10.28◆展開は小売の枠超えて 静鉄ストア(森下登志美社長)はパーパス(存在意義)として「百年構想-しずてつストアでみんなをハッピーに」を掲げ、小売業の枠を超えた事業展開で注目されている。8月、北千住マルイ(東京都)で地元グルメを紹介するアンテナショップを…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:カドイケ・辻野武義社長 鮮魚店からの強み生かす
特集 小売 2023.10.28カドイケは沼津市や三島市など静岡県東部を中心に8店舗展開し、地元で愛されるスーパーマーケット(SM)だ。鮮魚店から始まった強みを生かし、寿司などの関連商品に注力しているほか、さまざまなサービスで顧客の定着化が進む。さらに、月1回定休日を設けるなど、働…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:オギノ・小島慶久取締役 市場分析・販促に先進性
特集 小売 2023.10.28◇小島慶久取締役東エリア統括マネジャー 山梨県を地盤にする小売企業のオギノは長野県と静岡県への出店を積極的に進めている。「オギノアプリ」と「グリーンスタンプCoGCaカード」を活用した徹底的な市場分析と先進的な販促で注目されている。今年、富士宮市に…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:天神屋・有田一喜社長 70年近く愛される存在
特集 小売 2023.10.28中食企業の天神屋は静岡県下で路面店とインストア店など、全30店舗展開し、老若男女問わず、多くの県民に1954年の創業から70年近く、愛され続けている。中でも通年で販売している「静岡おでん」はTV番組での露出の影響もあり、県内にとどまらず、全国的にも広…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:にしはらグループ・西原洋平社長 地域との関わり大切に
特集 小売 2023.10.28三島市の外食企業、にしはらグループの歴史は戦後復興の最中、資材を運搬していたトラックの運転手のために国道1号線沿いに24時間営業の食堂を開店したことから始まる。現在は、従業員とその家族、仕入れ先などの利害関係者を非常に大切にしていることで知られている…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:県下の学校給食をめぐる現状 無償化機運高まる
特集 外食 2023.10.28●地産地消糸口に安定供給を 実質賃金の下落に伴い、子育て世代への支援として、学校給食無償化の機運が高まっている。しかし、強引に推し進めれば、質の低下や提供回数の減少などの問題が起きるのではないかと懸念する見方がある。また、食料品価格の相次ぐ値上げや…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:静岡学校給食会・小野田豊理事長 子どもの貧困で重要度…
特集 外食 2023.10.28食料品を含む生活必需品の値上げが相次ぎ、子どもの貧困が注目され、学校給食の重要度は増している。ただ、配送や人材、設備などで問題が表面化し、安定供給が疑問視されている。そのような中、静岡県学校給食会は県全体で地産地消を促すなど、県下の学校給食を力強く支…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:注力商品=ハラダ製茶「やぶ北ブレンド」 発売35周年
嗜好飲料 特集 2023.10.28●大感茶祭で消費者還元 ハラダ製茶の定番商品「やぶ北ブレンド」は、おいしさを追求する中で静岡発祥の品種「やぶきた」の茎は開発当初、安価で別の用途で使用していたが、味と香りが良いという点に着目し、煎茶と独自でブレンド。価格を抑えながらも味と香りが上質…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:注力商品=田丸屋本店「わさびイタリアーノ」 パーティ…
調味料 特集 2023.10.281875年の創業以来、看板商品「わさび漬け」を主体にさまざまなわさび加工食品を世に送り出している田丸屋本店は、冬のパーティーシーズンに向けて、トマトやチーズとの相性が抜群な「わさびイタリアーノ55g」(税別380円)の販促に注力している。わさびの辛さ…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:注力商品=ホテイフーズコーポレーション「やきとりたれ…
缶詰 特集 2023.10.28●時代に合わせ商品開発 賞味期間延長の非常食も ホテイフーズコーポレーションは創業以来、培ってきたノウハウと技術で時代の潮流に合わせて、商品開発に取り組む。8月1日、賞味期間を3年から5年に延長した缶詰「やきとりたれ味」(内容量260g)を発売。秘…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:注力商品=潮宝食品「宮城県産 外湾で育った肉厚わかめ…
水産乾物・塩蔵他 特集 2023.10.28●希少原料でカットわかめ 独自の総合力高め続ける 食品卸業の小倉屋の子会社である潮宝食品は主に海産物・農産物の乾物や水産加工品を扱い、小倉屋独自の総合力を高め続けている。10月、潮宝食品は希少性が高い「宮城県産外湾肉厚原料」を使用したカットわかめ「…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:注力商品=松浦食品「黒糖 芋せんべい」 製法など強い…
菓子 特集 2023.10.28吉田町の松浦食品は数多くの企業に向け、OEMでポテトチップスやかりんとうなどを製造している。原材料はもちろんのこと、微妙な温度調整が可能なバッチ式フライヤーを採用するなど、製法にも強くこだわり続けている。 現在、ポテトチップスや芋せんべいは「芋その…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:注力商品=五味八珍「浜松餃子」 地元以外へ支持拡大
特集 外食 2023.10.28●改良重ねて五十数年 静岡県を中心に48店舗の中華ファミリーレストランを展開する浜松市の五味八珍は創業から50年以上にわたって地域に愛され続けている外食企業だ。レストラン運営と併せて、量販店などに向けて、主にギョウザや麺といった中華メニューの製造・…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:冨士商事 ハトヤホテル・サンハトヤSNSで話題に
特集 総合 2023.10.28◆昭和レトロ、観光需要回復の追い風 首都圏から特急「踊り子」で約1時間半圏内にある静岡県伊東市のハトヤホテル(冨士商事=運営)は昨今、昭和レトロブームが再燃する中、多くのYouTuberやインフルエンサーらに取り上げられ、SNSを中心に話題になって…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:マキヤ 業務スーパー、DSが好調 アプリで若年層取り…
特集 小売 2023.10.28コロナ禍が収束に向かい、需要の回復が期待される一方、小売業を取り巻く環境は依然として厳しい。静岡県を中心にさまざまな業態で101店舗を展開する県東部有力小売企業のマキヤ(富士市)は主にフランチャイズ(FC)契約の業務スーパーとディスカウントストア(D…続きを読む
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静岡食品マーケット特集:買い物列車実用化を望む声 実証実験に各地から熱視線
特集 総合 2023.10.28東京都市大学のユニバーサルデザイン研究室では、21年10月から3回にわたって、伊豆半島の東海岸を走る伊豆急行線で、主に買い物に不自由している高齢者に向け、電車を移動スーパーとして走らせる「買い物列車」の実証実験を行っている。22年には、買い物難民の支…続きを読む