8月19日。今日はシュークリームの日
毎月19日は株式会社モンテールが制定したシュークリームの日
徳川慶喜はシュークリームを食べていた?
洋菓子の歴史は南蛮菓子としてカステラなどが渡来した安土桃山時代にさかのぼると思われるが、いわゆる洋生菓子といわれるものが登場するのは江戸時 代末期である。横浜でホテルと洋菓子店を開いていたサミュエル・ピエールというフランス人が今でいう洋生菓子を作っていたようである。そこで学んだ村上光保氏は1874(明治7)年に「村上開新堂」を開いて普及に努めたようだが、同時代に洋菓子の研究にとくに熱心であった米津月堂も洋菓子の普及に多いに貢献したようである。またこの時代にはすでにシュークリーム(シュー・ア・クレーム)やエクレアはあったようで、静岡市にある菓子店の当時の奉加帳には徳川家にシュークリームを納めたというような記述があるという。そうすると最後の将軍である徳川慶喜がシュークリームを食べたということになるが、真偽のほどは明らかでない。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:協同組合 全日本洋菓子工業会 鎌田明彦 ))