1月1日。今日はお正月
1月1日はお正月。黒豆、昆布巻き、栗きんとん、伊達巻、数の子、田づくり、かまぼこ、ぶり、鯛、海老、紅白なます、蓮根などのおせち料理を食べる風習がある。
「まめに働く」ことを願う黒豆は、身体に良い黒大豆
「黒大豆」は正月料理に使う黒豆に利用されている。利用上からは、一般加工用、煮豆用、枝豆用、油脂原料用ならびに緑肥、飼料用などに分類されている。
日本食品標準成分表2010による大豆の主要成分は、たん白質35%、炭水化物28%、脂質19%、水分13%、灰分5%となっている。たん白質のアミノ酸含有量およびその組成は、ほかの野菜や穀類に比べると、きわめて肉類に近く、まさに「畑の肉」といわれるゆえんである。脂質も小豆やいんげん豆の10倍もあり、油糧作物として油が絞られ、サラダオイルとして使われている。また大豆に含まれている脂質にはリノール酸やα-リノレン酸などの人が食物から摂らなければならない必須脂肪酸を多く含む。またミネラルに関しては、カリウム、リン、カルシウム、マグネシウムや鉄などが多く含まれ、これらの値は野菜類よりもはるかに多く、とくにカルシウムは豆類のなかでもきわめて高い値 である。またビタミンB群も豊富に含まれ、糖質の代謝に関与しているビタミンB1、脂質の代謝に関与しているビタミンB2やたん白質の代謝に関与しているビタミンB6は豆類のなかでも多く、白米の4~15倍もの量が含まれる。また、若返りビタミンともよばれるビタミンEも多く、小豆の6倍、いんげん豆の12倍、白米の13倍もの量が含まれる。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:ホクレン農業協同組合連合会 農産部 雑穀課))