1月2日。今日は正月三が日の2日目
1月1日から3日までは新年を祝う三が日。官公庁や多くの企業は休業している。
もちを正月に食べるようになったのは徳川の時代になってから
“もち”そのものは歴史が古く、 縄文時代からあったといわれている。しかし、その時代は雑穀の粉を水でこね、蒸上げて搗(つ)いたもので、“もちひ”と いわれるものであったという。 歴史上“つきもち”が認められるのは天平年間になってからで、公家の家庭を中心として式事に神聖な食物として取り扱いわれ てきた。しかも当時、“つきもち” は官営事業であり、これを担当する大臣までいたという。
これが民間のものとなったのは平安中期といわれ、これを商売にする人も出てきた。徳川時代となるとこれが正月、その他年中諸行事のなかに採り入れら れ、ますます盛んになった。祭礼、慶事、仏事、凶事の供物として主役となるにいたった。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:(丸山正和))