花かつお・削り節特集:今期も微減推移、待たれる市場の正常化 コスト増と需要減の板挟みに

 花かつお・削り節市場は今期も減少して推移し、近年の縮小傾向を続けている。主原料であるカツオ相場の高騰は変わらず、業界はコスト増と需要減の板挟みで疲弊しきっている。今期は大手メーカー2社が値上げを発表するなど、容量・価格の適正化は徐々に進行。原料高への対応とともに実需の喚起策も求められ、主要企業は困難な経営のかじ取りを迫られている。(井口勝啓、大居政光、堀江勝、村岡直樹、吉岡勇樹)  ●上期市場動向 

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