「究極チャーハンZero」（自家製XO醤使用）1,400円（税込み）　仕上げに自家製XO醤をたっぷり添える。チャーハンの具は自家製チャーシュー、卵、長ネギ

干し貝柱を贅沢に使った自家製XO醤

ライスにも干し貝柱と干しエビのうまみが凝縮したXO醤を加える

同店の名物メニューは、1人前600gの巨大角煮がメインの「角煮定食」（1,750円）

　●干し貝柱たっぷり使用の自家製XO醤

　「四つ角飯店」は創業1927年、97年の歴史を持つ老舗中の老舗の中華料理店。看板メニューは「角煮」。高橋淳店主の父親が約30年前に考案したもので、1人前600gの巨大角煮だ。それと双璧をなすのが「究極チャーハンZero（自家製XO醤使用）」。

　“自家製”と銘打っているからには、XO醤はもちろん手作り。干し貝柱：干しエビ＝4：2の贅沢な配分で、1回の仕込み量は干し貝柱4kg、干しエビ2kg。いったん揚げて油を切り、砂糖、塩、カキ油などで調味。ベーコンや鮭も加えてうまみを増す。

　「自分が納得のできるXO醤を作りたくて、30年前、広東料理の名調理人、周富徳氏の料理本を見て研究しました。干し貝柱をこれだけ贅沢に使用しているXO醤は、自分が知る限りではないですね」と高橋店主。

　自慢のXO醤の味がわかりやすいようにと、あえてシンプルな料理のチャーハンで使用し、チャーハンに混ぜるだけではなく、たっぷりと添えて提供する。高級食材の干し貝柱を惜しげもなく使用した同店のチャーハンは、“究極”という表現に値する逸品だ。

　※価格は全て取材時のものです

　●店舗情報

　「四つ角飯店」

　所在地＝東京都立川市曙町1-16-5