日本酒造組合中央会、コメ急騰で転作のおそれ 蔵元が経営苦戦

酒類 ニュース 2025.06.09 12944号 02面
総会で原料米について話す大倉治彦会長

総会で原料米について話す大倉治彦会長

 全国約1600社の清酒・本格焼酎メーカーなどが所属する日本酒造組合中央会の大倉治彦会長(月桂冠社長)は、5日に東京都内で開いた通常総会の席上、昨今のコメ不足・価格急騰を受け日本酒などの原料米が急騰し、「蔵元の経営を脅かしている」との見解を述べた。農家の酒米から主食用への転作が現実味を帯びてきたとも話し、商品を造れなくなる不安が高まっていると危機感を示した。
 大倉会長は、日本酒や本格焼酎など「國酒」の製造に欠かせない原料米を適正価格で安定的に確保でき

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