冷凍食品特集2025

冷凍食品の国内生産金額が4年連続で過去最高となり、8000億円を初めて突破した。前年超えは5年連続となる。日本冷凍食品協会調べによると、24年(1~12月)の工場出荷額は前年比2.6%増の8006億円、生産数量は同0.5%減の154万t。輸入の冷凍野菜・調理品を加えた総消費量推計値では同1.5%増の約293万t、金額で同4.4%増の1兆3018億円となった(山本大介)
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◆冷凍食品特集:国内生産額、4年連続過去最高 総消費額は1.3兆円
冷凍食品 特集 2025.07.04冷凍食品の国内生産金額が4年連続で過去最高となり、8000億円を初めて突破した。前年超えは5年連続となる。日本冷凍食品協会調べによると、24年(1~12月)の工場出荷額は前年比2.6%増の8006億円、生産数量は同0.5%減の154万t。輸入の冷凍野…続きを読む
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冷凍食品特集:家庭用=「食の外部化」進行 価格改定、コメ高騰で堅調
冷凍食品 特集 2025.07.04家庭用冷凍食品の24年度(4~3月)の市場を見ると、金額ベースで調理品が前年比約3~4%増、農産品が同2桁増となり、トータルで同5~6%増となった。カテゴリー別では、弁当類とピザ・グラタン類が前年割れだったが、麺類が同5~6%増、ワンプレート商品が同…続きを読む
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冷凍食品特集:業務用=宿泊施設など好調 省力化商品の需要高まる
冷凍食品 特集 2025.07.04業務用冷凍食品の24年度は、金額・物量ベースともに前年を超えたとみられる。日本冷凍食品協会によると、24年の業務用冷凍食品の国内生産量は前年比1.2%増の79万8225t、金額では同3.7%増の3944億円と数量・金額ともに増加。コスト環境の変化に伴…続きを読む
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冷凍食品特集:イートアンドホールディングス ギョウザの生産能力増強
冷凍食品 特集 2025.07.04●関東第一工場復旧、新ラインも イートアンドホールディングスは、23年12月に関東第一工場の出火で製造ラインが減少していたが、今年4月に完全復旧した。年間の製造能力は25%増強し、中華のワンプレート商品も新たに製造するラインを設置した。このほど専門…続きを読む
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冷凍食品特集:キーマンは語る=ニチレイフーズ・清川吾朗氏、滝英明氏
冷凍食品 特集 2025.07.04ニチレイフーズの25年3月期実績は、家庭用冷凍食品が前年比7%増の935億円、業務用冷凍食品が同7.1%増の1100億円、その他の農産加工品は同2.8%増の244億円で、ニチレイグループの冷凍食品合計は4%増の2795億円だった。 今期から3ヵ年の…続きを読む
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冷凍食品特集:キーマンは語る=マルハニチロ・長谷川孝成氏、坂本紘太氏
冷凍食品 特集 2025.07.04マルハニチロは単体の売上高を非公表としているが、25年3月期の加工食品は前年比9.6%増の1757億円となった。このうち約3割を占める市販用冷凍食品は「新中華街」シリーズが好調も価格改定が影響して微増収減益。食材流通は同0.9%増の6303億円で、こ…続きを読む
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冷凍食品特集:キーマンは語る=ニッスイ・熊谷賢一氏、金澤建氏
冷凍食品 特集 2025.07.04ニッスイの25年3月期は、単体の家庭用調理冷凍食品が前年比1.6%増の412億円、業務用調理冷凍食品が同2.0%増の556億円、農産冷凍食品が同1.2%増の119億円だった。今期スタートした中計「GOOD FOODS Recipe2」(25~27年度…続きを読む
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冷凍食品特集:キーマンは語る=味の素冷凍食品・寺本博之社長
冷凍食品 特集 2025.07.04味の素冷凍食品は今期売上高が前年比6%増の1094億円、重量ベースで前年並み、事業利益19.4%増の74億円を目指す。パッケージを刷新した冷凍「AJINOMOTO BRANDギョーザ」の付加価値化をさらに進めると同時に、スティック型「おべんとPON」…続きを読む
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冷凍食品特集:キーマンは語る=テーブルマーク・吉澤明治氏
冷凍食品 特集 2025.07.04◇吉澤明治常務執行役員営業本部長 テーブルマークは、冷凍うどんのリーディングカンパニーとして、長期化する夏に需要を喚起する新商品「カトキチ極細さぬきうどん」を投入することで、さらなる冷凍麺市場の拡大を目指す。業務用は新規ラインで製造する焼成菓子「タ…続きを読む
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冷凍食品特集:ヤヨイサンフーズ 商品・開発力向上図る
冷凍食品 特集 2025.07.04ヤヨイサンフーズは今期、外食市場への取り組み強化に加え、生産能力向上で余力のある工場のラインを活用し、商品力・開発力向上を図る。得意とする中食市場のほか、新たな市場に向けた提案につなげる考えだ。25年度は売上高415億円、営業利益11億円を目指す。 …続きを読む
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冷凍食品特集:ケイエス冷凍食品 肉団子拡充で増収計画
冷凍食品 特集 2025.07.04ケイエス冷凍食品は今期も肉団子商品の食卓登場回数を引き上げる取り組みを継続すると同時に業務用事業の構成比を高め、売上げ拡大を目指す。本社移転に伴う経費増で減益を見込むが、通期売上高は増収を計画する。 24年12月期業績は、売上高が前年並み、利益は増…続きを読む
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冷凍食品特集:大冷 骨なし魚など価格訴求
冷凍食品 特集 2025.07.04大冷は今期、骨なし魚などで価格訴求を強化していく。全体的な物価高騰の中で強まるユーザーの低価格志向に対応する。売上高は前年比2.6%増の264億円、営業利益は同18.9%増の10億円を見込む。 24年度は仕入れコスト削減などにより粗利率は期初の予想…続きを読む
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冷凍食品特集:ニップン ワンプレート大幅伸長
冷凍食品 特集 2025.07.04ニップンの25年3月期家庭用冷凍食品販売実績は、金額ベースで前年比2桁増、数量で同1桁後半の伸びで着地した。ワンプレート商品が大きく伸長したほか、個食パスタも同2桁増に近い伸びを見せた。今期もパスタに次ぐ第2の柱としてワンプレートのメニューを増やし喫…続きを読む
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冷凍食品特集:日清食品冷凍 個食市場の開拓へ尽力
冷凍食品 特集 2025.07.04日清食品冷凍の25年3月期販売実績は、金額ベースで市場を上回って着地した。今期は個食ニーズに対応した商品をより強化することで購入数量を引き上げる提案に注力する。 24年度の冷凍麺市場は金額も食数も前年を超えた中で、同社はともに市場を上回った。ラーメ…続きを読む
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冷凍食品特集:日清製粉ウェルナ 「リッチーナ」中心に拡大
冷凍食品 特集 2025.07.04日清製粉ウェルナの家庭用冷凍食品は、前年を超えて着地した。既存の「超もち生パスタ」シリーズが好調で全体をけん引したことに加えて、3月に発売した「マ・マーRICH-NA(リッチーナ)」シリーズが想定以上の出荷となった。 今期も新商品「リッチーナ」を中…続きを読む
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冷凍食品特集:キユーピー 完全調理品で課題解決
冷凍食品 特集 2025.07.04キユーピーの24年11月期冷凍食品販売実績は、前年比20%超増で着地した。前々期の卵不足からの反動で、販売数量が増加。今第1四半期(12~2月)の業務用も同4.6%増と好調に推移している。今期は、発売100周年を迎えたキユーピーマヨネーズの新たな価値…続きを読む
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冷凍食品特集:ライフフーズ ベトナム産ライチ供給
冷凍食品 特集 2025.07.04ライフフーズの25年3月期売上高は前年比3.3%増の144億4700万円だった。このうち、冷凍食品事業は6%増の126億円。業務用は外食産業のホテルや観光地が非常に好調だった。家庭用も冷凍果実の増加や生鮮野菜高騰の影響で需要が増加した。 前期は輸入…続きを読む
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冷凍食品特集:シノブフーズ 弁当・おにぎり拡販へ
冷凍食品 特集 2025.07.04シノブフーズの冷食事業はOEM受託の惣菜弁当が好調、冷凍おにぎりの国外販売も始まり、25年3月期売上げは前年比70%増となった。今春には冷食開発部専門部署「冷凍開発室」、技術専門部署「研究開発部」を新設し、自社ブランドや開発商品のスピードを上げ、今期…続きを読む
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冷凍食品特集:勝美ジャパン インドネシア産が好評
冷凍食品 特集 2025.07.04メディカル給食向け冷凍蒸し野菜を展開している勝美ジャパンは今期、インドネシアにある世界最大のカルデラ湖・トバ湖の地の利を生かして栽培した品質の高い商品群を前面に打ち出していく。キャベツなどの野菜の千切りや、同社初の揚げ工程を採用した「さつまいものレモ…続きを読む
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冷凍食品特集:日東ベスト 畜肉・デザートに注力
冷凍食品 特集 2025.07.04日東ベストの冷凍食品部門は24年度、売上高が前年比1.8%増の430億0700万円だった。学校給食は前年を下回ったが、病院・施設分野が伸長し、給食分野全体で前年を上回った。惣菜・外食分野も前年を超えて着地。今期は、冷凍食品事業に重点を置き、畜肉・デザ…続きを読む
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冷凍食品特集:イートアンドフーズ 濃厚チーズと肉汁追求
冷凍食品 特集 2025.07.04イートアンドフーズの25年秋冬は、「Hotなハイパフォーマンス中華」をテーマに、2人世帯やファミリー世帯をメーンターゲットにした家庭用新商品4品、リニューアル12品を9月から発売する。 今期の食品事業は売上高前年比6.7%増の229億円、セグメント…続きを読む