前田浩史著『日本酪農産業史 歴史と地域から学ぶ』農文協刊

 中央酪農会議やJミルクなどの酪農乳業団体に40余年在職した元Jミルク専務理事の前田浩史氏の著書。酪農業界の現場と政策に関わってきた経験を基礎に、近現代の日本酪農産業を通史的に整理。地域乳業の展開とその社会的意義を多角的に考察した。
 著者の酪農乳業に関する深い閉塞感への危機意識と、牛乳市場の約8割を占める地域乳業の歴史的な生命力への関心という動機から本書は記された。
 第一編は「日本酪農産業の近現代--牛乳を通して学ぶ歴史構造

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書籍紹介