メニュートレンド:ホテルオークラがダイニング居酒屋に参入 「ホテルオークラ タバーン柏」
中国料理、欧風料理、ブッフェなど、さまざまなホテルオークラレストランを関東一円に展開中の(株)ホテルオークラエンタープライズは、新業態の居酒屋風ダイニングレストラン「ホテルオークラ タバーン柏」を柏高島屋ステーションモール新館に、このほど初出店した。ニューヨークスタイルを取り入れ、フレンチをベースとしたカジュアルな料理が特徴だ。
(株)ホテルオークラエンタープライズでは、フレンチをはじめ欧風料理レストランを展開しているが、フレンチレストランは人件費や手間がかかり、食材も高いため、千葉県柏市のデパートに出店したフレンチレストランを、6年前に中華料理へ業態転換した。
「しかし、地元のお客さまからは、フレンチなど洋食の料理の要望が高かったため、フレンチをベースにした新スタイルのレストランを構築しようということで、新たにホテルオークラタバーン柏を出店しました」(小泉文生マネジャー)
同店では、新木場にあるCK「フードファクトリー」で調理した、スモークやパン、ケーキなどを活用。さらにメニューアイテム数も絞っているため、これまでの店舗と比べてコンパクトなつくりの厨房となっている。
“居酒屋”らしく中華やイタリアンなどのテイストも取り入れ、「フレンチでは定番のドミグラスやフォン・ド・ボーといった茶色いソースを使わず、オリーブオイルやハーブ、スパイス、自家製ピクルスなどを使って、ヘルシー志向のお客さまにも満足していただける料理のラインアップとしました」(福井孝宏調理長)。
人気メニューは、ワゴンサービスで、お客の目の前でカッティングする「イベリコ豚生ハム」(1260円)、トマトサルサとカレーマヨネーズの2種類のソースで楽しむ「旬野菜のフライ2色ソース」(1155円)や「自家製ピクルス」(525円)など。
また、「アメリカ産牛ロースの網焼き 150g」(1680円)をはじめ、肉や魚、野菜をシンプルに網焼き・鉄板焼きにした焼き物も好評。焼き物はいずれも、和風(ショウガ醤油)、ユズコショウ、そして桜とブナのチップを使った薫製塩の3つの調味料が付き、好みの味を堪能できる。
「『ホテルのバーのような安心感がある』といったお声もいただいています。しかし、これまでホテルオークラレストランには足を運ばなかったお客さまにも、気軽にご利用いただきたいと思います」(小泉マネジャー)
◆「ホテルオークラ タバーン柏」/経営=(株)ホテルオークラエンタープライズ/店舗所在地=千葉県柏市末広町1-1 柏高島屋ステーションモール新館11階/開業=2009年4月/営業時間=午前11時~午後11時(LO10時)/坪数・席数=53坪・43席/客単価=昼1800円、夜4000円
●愛用食材:アースコンシャス(有)(東京都福生市) ヒマラヤ岩塩「めぐみ」パウダー
ヒマラヤ山脈のふもと、天然の岩塩鉱山から採掘したピンクソルト「めぐみ」は、各種ミネラルが程よく含まれ、辛みが少なく、まろやかで甘みがあり、食材の味を引き立たせる。特徴的な桜色は、着色剤や添加物など一切使用せず、自然のままのもの。テーブルソルトとしても、客席に彩りを添える。
また、数億年前の海水が結晶化した純粋な岩塩のため、現在の海洋汚染の影響はないという。さらにナトリウム分が低く、血圧抑制効果のあるカリウムを多く含むので、健康志向のお客への訴求効果も高い。
規格=業務用1kg