“食の本屋さん”がオススメするお菓子の本
日本食糧新聞社は、食の専門書を販売する「食の本屋さん」をオンライン(https://book.nissyoku.co.jp/)とリアル店舗(東京都中央区入船)で展開しています。書籍販売を担当する専門家が、日本全国の出版社から食に関するさまざまな書籍をセレクトしています。
書店のない自治体が全国で500に上ると言われ、日常生活で本と接する機会は減少しています。こうした中、日本食糧新聞社は「食に関する良書を届けたい」との思いから、「街の本屋」をコンセプトに、食品専門紙としての知見を活かした「食の本屋さん」を展開しています。今回、日本食糧新聞の菓子担当記者が、「食の本屋さん」取り扱い書籍の中からオススメするお菓子の本を紹介します。
●『【図説】お菓子の文化誌百科』
ポール・クリスタル著/ユウコ・ペリー訳 原書房 4,180円
本書は「先史時代の甘味料に始まり、儀式に使われた甘味、薬とお菓子の関係、中世のごちそうとしてのお菓子、メーカーやマーケティング、巨大な売り上げをもつ商品としての現在の砂糖菓子に至るまでの歴史をめぐる。図版80点」(原書房HPより)という内容です。菓子の文化的な側面を豊富な図版とともに解説。読んで楽しく、眺めて楽しいオススメの1冊。
菓子と文化の親和性は高いと言えるでしょう。詩人のポール・ヴァレリーは、“詩は舞踏、散文は歩行”と詩の本質を説明しています。そのまま菓子は舞踏、主食は歩行と置き換えると菓子の本質が見えてきます。
歩かなくてはならないが、踊らなくてはならないということはない。なくてはならない物ではないからこその自由さが、嗜好(しこう)品としての菓子には与えられている。菓子がなくても生きてはいけるが、それはなんと殺伐とした面白みのないことか–この本は、そんなことを考えるきっかけを与えてくれる良書です。
●『〈改訂版〉製菓原材料入門』
早川幸男著 日本食糧新聞社 1,320円
日本食糧新聞社が発行する人気シリーズ「食品知識ミニブックス」の1冊。現代の製菓産業は、食品科学の著しい発展に支えられています。素材のもつ機能を最大限に引き出す加工技術や、新しい食品素材の登場は、菓子の品質向上、保存性の強化、さらには機能性付与といった多様なニーズに応えることを可能にしました。本書は、こうした製菓原材料の役割を解説しています。
●『菓子の事典(新装版)』
小林彰夫、村田忠彦編 朝倉書店 19,800円
入門編の『改訂版 製菓原材料入門』では物足りない方にオススメなのが本書。「菓子に関するすべてをまとめた総合事典。菓子に興味をもつ一般の人々にも理解できるよう解説」(朝倉書店HPより)という内容です。
『スイーツ×ドリンク ペアリングの発想と組み立て』 辻口博啓・片倉康博・田中美奈子・藤岡響著 誠文堂新光社 4,180円
『ウィーン菓子図鑑 お菓子の由来と作り方』 小菅陽子著 誠文堂新光社 2,970円
『今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい小麦粉の本』 大楠秀樹著 日刊工業新聞社 1,980円
『ケーキの歴史物語(新装版)』 ニコラ・ハンブル著/堤理華訳 原書房 2,420円
『アイスクリームの歴史物語(新装版)』 ローラ・ワイス著/竹田円訳 原書房 2,420円
『チョコレートの歴史物語(新装版)』 サラ・モス、アレクサンダー・バデノック著/堤理華訳 原書房 2,420円
『令和7年度 食品ヒット大賞 新技術・食品開発賞特集』 日本食糧新聞社 2,200円
『現場は常に進化せよ!』 宮崎忠男著 日本食糧新聞社 2,200円
※価格はすべて税込














