アパレルに学ぶ盛り付けのヒント:コンビニファッション新時代 三者が狙うは“実用”以上

2026.11.02 573号 06面
試着なしでも手に取ってもらえるようなパッケージに(アンドエスティ)

試着なしでも手に取ってもらえるようなパッケージに(アンドエスティ)

この9月、セブン-イレブン・ジャパンが、「ニコアンド」などで知られる大手アパレル小売りのアンドエスティ(東京)と連携してファッション商品を売り出しました。これにより大手コンビニエンスストアのファッションアパレルが出揃った格好です。ファミリーマートが2021年に「コンビニエンスウェア」を発売して市場を開拓し、ローソンも「無印良品」で拡大中です。

セブン-イレブン・ジャパンは、ニコアンドのほか「ローリーズファーム」のルーズソックス(800円)など幅広いブランドを生かして選ぶ楽しさを打ち出し、これまで弱かった若い女性を狙います。専用ゴンドラ1台で販売するため、アンドエスティ側もパッケージで着用イメージが一目で確認できるようコンビニ向けに工夫しました。PB「セブンプレミアム・ライフスタイル」など実用衣料と合わせ、衣料品売上高を2倍にする計画です。

先行したファミリーマートのコンビニエンスウェアは、「ファセッタズム」のデザイナー落合宏理氏と組んで年間売上高を200億円まで拡大、今期も前年同期比30%増ペースで推移中。コンビニでファッションを買う文化を根付かせ、さらに伸ばす構えです。

ローソンの無印良品も含め、コンビニにとってファッション商品は便利さや実用性を超えて客層を呼び込もうと期待されています。

(繊研新聞社 取締役編集局長 若狭純子)

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