レトルト食品特集 麻婆豆腐の素=味の素、理研がシェア拡大狙う

麻婆豆腐の素の市場規模は、過去五年間堅調な伸びを示している。九四年度は一三〇億円(本紙推定、家庭用)に達した見込みだ。好成長の要因は、消費者の簡便志向にマッチしたことや、いまだ衰えない中華ブーム、メーカーの活発な商品展開などだ。現在、金額べースのシェアは、丸美屋が約五〇%、味の素が三〇%、理研ビタミンが一四%で、前年と変わらない比率と順位になった。今年は味の素が品質訴求策を、理研ビタミンが低価格策を打ち出し、丸美屋を中心としたガリバー型市場でシェア拡大を狙う。

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