ほうれん草 旬のいま、栄養もおいしさもアップ
鉄、マグネシウム、マンガン、亜鉛などのミネラル類、ビタミンB6・C、カロテン、葉酸などを含む緑黄色野菜の代表選手。
1年中出回っているが、本来の旬である冬取りほうれん草は、夏取りと比べてビタミンCが3倍多い(「五訂日本食品標準成分表」から)。他のビタミンやミネラルの含有量も総じて増加する。これは、植物が低温になると耐寒のため養分濃度を高めて凍りにくくする性質を持つため。「霜にあたるとほうれん草は甘味が増しておいしくなる」は、こうした根拠から。
この時期は、さらに寒にあてて栽培することで低温ストレスを与え、糖度や甘味をアップさせる「ちぢみほうれん草」も登場する。厚い葉肉を楽しみたい。
鮮度が命のほうれん草。購入したらその日のうちに調理して。
◆ほうれん草のごまあえ
〈材料・2人分〉
・ほうれん草………1/2束(120g)
・塩…………………少々
・「野菜百珍 ごま和えの素」……大さじ2
〈作り方〉
(1)ほうれん草は塩を加えた熱湯で茹でて水に取り、水気を絞って長さ4cmに切る。
(2)(1)を「ごま和えの素」であえる。
※食べる直前にあえましょう。
レシピ=キユーピー(株)「とっておきレシピ」