農水省、輸出拡大で課題提示 各国の規制緩和優先 自民党部会で

総合 ニュース 2016.01.29 11305号 03面

 農林水産省は21日、TPP対策の一環として今年秋までに農業骨太方針の具体策をまとめる自民党の部会に輸出拡大に向けた課題を提示した。2020年までに農林水産物・食品の輸出額目標1兆円を前倒しする考えを持っていて、最優先の課題として福島第一原発事故による各国の輸入規制緩和などを挙げた。  自民党の部会では農業の所得増を目指して飼料、肥料の価格、畜産業の支援の法制化などを検討していて、輸出拡大もその一つ。  輸出拡大のために重点8品

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