関西地域卸特集
コロナ禍の中、1月に首都圏の4都県をはじめ大阪、京都、兵庫など7府県に新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が再発令された。2月に入り栃木県が、3月1日には大阪、京都、兵庫を含む6府県でも緊急事態宣が解除された。とはいえウィズコロナの時代は当面続く。新しい生活様式に沿った食のシーンの光景は、この1年で大きく変わった。「コロナ前の市場の姿には完全には戻らない」ともいわれる。関西エリアを拠点とする食品・酒類の地域卸各社は、感染防止対策を徹底した上でメーカーと一層連携し、営業活動を強化。これからの地域卸の形を模索する。(藤林敏治)
-
◆関西地域卸特集:ウィズコロナ時代の策、感染防止対策徹底し営業強化
特集 卸・商社 2021.03.15コロナ禍の中、1月に首都圏の4都県をはじめ大阪、京都、兵庫など7府県に新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が再発令された。2月に入り栃木県が、3月1日には大阪、京都、兵庫を含む6府県でも緊急事態宣が解除された。とはいえウィズコロナの時代は…続きを読む
-
関西地域卸特集:R-net新社長に酒井修司氏 食品流通業界で存在感
特集 卸・商社 2021.03.15関西を拠点とする有力地域食品卸9社をメンバーとして構成する「R-net」の新社長に、酒井修司氏(大楠屋社長)が1月26日付で就任した。強みとする共同企画販売を通して一層、食品流通業界での存在感を示していく考えだ。 R-netは14年4月に「株式会社…続きを読む
-
関西地域卸特集:大乾・村瀬忠久社長 需要回復に備え生産体制整備
特集 卸・商社 2021.03.15大乾の21年3月期の売上高は前期並みの26億円を見込んでいたが、厳しい状況だ。当社は量販部門は少なく、外食や給食など業務用の取り扱いが7~8割を占めている。2度の緊急事態宣言などコロナ禍の影響を受けている。 自社ブランド「大関」では、ギフト用の海苔…続きを読む
-
関西地域卸特集:共栄・玉置宗克社長 メーカーの思い伝える役割を
特集 卸・商社 2021.03.15共栄の20年5月期の売上高は、24億5900万円(前年比1.4%減)で着地した。21年5月期の売上高は、同3.0%増の25億3300万円を見込んでいる。 20年は前半はコロナ禍の影響で商品が入ってこない状況になった月は、前年に比べ2割ダウンとなった…続きを読む
-
関西地域卸特集:カミタ・上田勲社長 次を見定め新しい消費者探し
特集 卸・商社 2021.03.15カミタは滋賀県を拠点に事業を展開している。コロナ禍の20年9月期決算の業績は微減収微減益となった。20年の春先は緊急事態宣言の影響で商品が入ってこない時期があり、販売促進のための企画が打てないこともあった。自社の展示会を開けないことも続いた。業務用部…続きを読む
-
関西地域卸特集:名畑・名畑豊社長 「食王」を外食復活への起爆剤に
特集 卸・商社 2021.03.15名畑の70期(20年9月期)の業績は、コロナ禍という想像もしなかった状況の中、売上高は109億円(前年比16.5%減)で着地した。71期(21年9月期)がスタートした20年10月には、ほぼ前年実績まで回復してきた。 しかし11月から新型コロナウイル…続きを読む
-
関西地域卸特集:丸正高木商店・高木誠治会長 メーカーと販売先をつなげる
特集 卸・商社 2021.03.15丸正高木商店の21年1月期の売上高は、目標としていた50億円には届かなかったものの、48億4500万円(前年比2%増)で着地した。 20年はコロナ禍に尽きる。緊急事態宣言による家庭での巣ごもり需要で消費者の買いだめが起こり、商品の供給不足が発生した…続きを読む