海外に挑む 明治乳幼児用粉ミルク事業
◆ダノン協業でベネフィット訴求へ
明治は、乳幼児用粉ミルク(以下、粉ミルク)の海外展開で新たなステージを迎えている。日本国内は深刻化する少子化で市場はシュリンク傾向にある一方、アジア圏を中心とした人口増加や、欧州圏を中心とし共働きなどの育児スタイルの多様化などに市場性を見いだし、特に今年からアプローチを加速。現地での拠点設置や協業の確立など、グローバルメーカーとの競争へかじを切った。乳幼児だけでなく、成長を支える家族の健康への支援も命題として掲げ、日本発の食品企業として貢献を目指していく。さらなる成長へ向かう欧州先進国市場と、発展著しいアジア新興国市場での、同社の新たな粉ミルク事業戦略について、全2回に分けて探る。(小澤弘教)
-
海外に挑む 明治乳幼児用粉ミルク事業(下)ベトナム 市場での存在感強める
乳肉・油脂 2021.04.30◆グローバルメーカーへ 明治は、欧州市場でダノン社への技術提携に加え、乳幼児用粉ミルク(以下、粉ミルク)海外展開を進めていく中で、成長著しいアジア市場への訴求も強めている。4月からは新会社メイジフードベトナムを設立し、さらなる成長が期待される市場展開の…続きを読む
-
海外に挑む 明治乳幼児用粉ミルク事業(上)欧州 キューブで新価値創造
乳肉・油脂 2021.04.28◆ダノン協業でベネフィット訴求へ 明治は、乳幼児用粉ミルク(以下、粉ミルク)の海外展開で新たなステージを迎えている。日本国内は深刻化する少子化で市場はシュリンク傾向にある一方、アジア圏を中心とした人口増加や、欧州圏を中心とし共働きなどの育児スタイルの多…続きを読む