東北夏期特集:注目企業紹介=にしき食品・菊池洋社長に聞く レトルト食品の可能性開拓

自社ブランドの直販所「にしきや」

自社ブランドの直販所「にしきや」

にしき食品の歴史を築いてきたレトルト殺菌釜

にしき食品の歴史を築いてきたレトルト殺菌釜

 仙台空港に近い岩沼臨空工業団地内のにしき食品は、昨年の東日本大震災で大きな被害に遭った。一帯が瓦礫(がれき)の山と化し無力感に襲われたが、全員で復興に取り組み、4月末には製造を再開している。昭和14年、佃煮製造で事業を起こし、50年にレトルト殺菌釜を導入した。カレー主体のレトルト商品を供給し、外食、中食業界のパートナーとして存在感を示してきたが、将来展望が開けないと決意し、業務用商品から小売用商品へと大きくかじを切った。同時に自社ブランドにも力を入れ、「にしきや」の牛タンカ

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