即席麺特集
即席麺市場は回復基調となっており、上半期で前年を上回る見込みが出てきた。即席麺市場は昨年、新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要などで3~4月に大きく伸長した。そのため、21年度(21年4月~22年3月)のスタートとなる4月はその反動で総数量が前年比13.7%減、総小売額で同(前年は出荷額との差)7.2%減と、大きなマイナスの出だしとなった。ただし5月以降、売上げが単月で前年を上回ってきているようで、このままの勢いが続けば4~9月の上半期で4月の減少分をカバーして、前年を上回ることにも期待ができる。(久保喜寛)
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◆即席麺特集:成長の鍵は袋麺拡大とカップ麺復調 飽きさせない取組みを
麺類 特集 2021.07.09即席麺市場は回復基調となっており、上半期で前年を上回る見込みが出てきた。即席麺市場は昨年、新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要などで3~4月に大きく伸長した。そのため、21年度(21年4月~22年3月)のスタートとなる4月はその反動で総数量が…続きを読む
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即席麺特集:日清食品 食文化創造に取組む 「カップヌードル」50周年盛り上げ…
麺類 特集 2021.07.09日清食品の今期(22年3月期)即席麺事業の戦略は、コアブランドの盤石化による利益創出と新たな価値追求による食文化の創造に取り組んでいく。具体的には、発売50周年の「カップヌードル」、発売45周年の「日清のどん兵衛」と「日清焼そばU.F.O.」の今年周…続きを読む
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即席麺特集:東洋水産 主力ブランドに注力 「マルちゃん正麺」10周年
麺類 特集 2021.07.09●今後も活性化を 東洋水産の今期(22年3月期)即席麺事業の戦略は、「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」を中心とした和風シリーズや、「MARUCHAN QTTA」「ごつ盛り」など、カップ麺の主力ブランドの強化を図っていくとともに、発売10周年を…続きを読む
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即席麺特集:サンヨー食品 定番強化で底上げ 「サッポロ一番」4品軸に積極提案
麺類 特集 2021.07.09サンヨー食品の今期(22年3月期)即席麺の商品戦略は、コロナ禍の中で先行きが不透明な状況が続いていることを踏まえ、「サッポロ一番」「カップスター」「ポケモンヌードル」など、定番強化による全体の底上げを図っていく方針だ。 前期、コロナ禍による内食需要…続きを読む
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即席麺特集:明星食品 新たに「麺神」育成 定番拡大で収益力アップ
麺類 特集 2021.07.09明星食品の今期(22年3月期)の即席麺事業の戦略は、新たな価値提案と社会的要請への対応で企業の持続的な成長を目指す。「明星 チャルメラ」や「明星 中華三昧」「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」などの主力商品の定番品拡大と収益力向上に取り組むとともに、独自…続きを読む
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即席麺特集:エースコック 下期巻き返し図る 「飲み干す一杯」は順調
麺類 特集 2021.07.09エースコックの即席麺販売状況は、3~4月が昨年の新型コロナウイルス感染拡大により、需要が急増した裏年となるため、大きな反動を受け、前年比でマイナスとなっているものの、6月からは売上げが上向いているため、下期での巻き返しを図っていく構えだ。 上期販売…続きを読む
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即席麺特集:まるか商事 売上高170億円挑戦 「ペタマックス」話題に
麺類 特集 2021.07.09まるか商事(まるか食品)の2020年度(20年4月~21年3月期)は、売上高150億円台の増収で着地した。新型コロナウイルスの影響で即席麺への需要が高まったことに加え、戦略的に投入した新商品が順調に売上げを伸ばしたことなどが要因だ。 21年度も引き…続きを読む
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即席麺特集:ヤマダイ 「ご当地」好調続く 高まる内食需要が寄与
麺類 特集 2021.07.09ヤマダイの21年3月期の売上高は、111億4600万円で着地し、同社で初めて110億円を突破した。同社主力商品のノンフライカップ麺「凄麺」ブランドがコロナ禍の内食需要の高まりによって売上げを拡大していったことが要因。今期(22年3月期)も引き続き「凄…続きを読む