ノンアルコール飲料市場がコロナ下で拡大している。外食店での飲酒の代替や、健康意識の高まりなどが背景になっており、2017年から2021年にかけて約1.5倍にまで成長している。

コカ・コーラシステムは初のノンアルコールブランド「よわない檸檬堂」を2月から全国発売。「あえて飲まない」価値観に注目し、ポジティブに楽しめるノンアル商品を開発した。サントリーは「アルコール分0.00％の酒」で、酒場の雰囲気など楽しめる新たな文化の創造を目指す。キリンビールは、平日日中のオフタイムにも楽しめる嗜好品として「大人のリフレッシュ飲料」という新たな分野を創出した。

ワイン各社もノンアル商品で消費者の新たな需要を開拓している。サントリーワインインターナショナルは3月にノンアルワインの新ブランド「ノンアルでワインの休日」を発売した。メルシャンはスパイスやハーブを加えたワインテイストの「MOCK Bar（モクバル）」を2021年から発売し好調だ。

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