ビール酒造組合、未成年飲酒防止訴えるキャンペーンスタート 大人たちへのメッセージ強化
ビール酒造組合と会員のビールメーカー5社(アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリー、オリオンビール)は、4月から「STOP!未成年飲酒プロジェクト」のキャンペーンをスタートさせた。今年は、基本的な枠組みは昨年を踏襲しつつも、特に未成年に飲酒を勧める大人たちへのメッセージを意識した活動を展開していく。(丸山正和)
昨年の中心メッセージだった「FOR10代」から変更し、「FOR大人たち」のメッセージ露出度を全体の50%にまで高める。05年10月から行っている5社の商品広告、販促物の中にキャンペーンのシンボルマーク掲出も引き続き行う。
06年から実施している小売店頭でのアピールも、全国のCVS(酒類小売免許を有する店舗)とキャンペーンに賛同するSMやチェーンストアの酒類売場でスウィングステッカーやリーチイン用仕切り版、ポスターなどを活用し、積極的に未成年飲酒防止を訴えていく。
交通広告は今年も札幌市、仙台市、首都圏、名古屋、京阪神地区、広島市、福岡市、那覇市の8都市で展開。新聞や雑誌のほか、北海道と沖縄の両地区でのラジオ広告も継続。地元で人気のパーソナリティーからAM放送では「大人たち」向け、FM放送では「10代」向けのメッセージを、それぞれ発信する。
同キャンペーンには06年以降メーカーだけでなく、日本フランチャイズチェーン協会、日本チェーンストア協会、日本ボランタリー・チェーン協会、全国スーパーマーケット協会など小売業諸団体も協力して行っている。