東京デーリーの23年度上期は、主力カテゴリーが価格改定の影響で物量が振るわなかったものの、金額ベースでは前年並みでの推移となった。調理用途需要の高まりもあり、高付加価値シュレッド群が2桁増と成長。10月から展開を始めた塩分カットと脂肪カットのパッケー…続きを読む
野澤組の23年9月期チーズ部門は、金額ベースで前年比15%増となったが、物量ベースでは前年をとらえきれず着地した。 オランダ産「フリコ」ブランドを中心に、輸入コストの増加に伴う価格改定の影響が色濃く出た。 迎えた今期は、小売向けに新たなアソートシ…続きを読む
チェスコは下期、同社ならではの独自性を強めたカテゴリー戦略を展開する。今期(24年2月期)の注力方針であるデパート、直販、業務用、量販店の主力4業態での継続訴求に加え、各チャネル特性に合わせたアイテムを投下。専売品や期間限定品の効果的な施策を進め、販…続きを読む
ラクト・ジャパンは、市場におけるチーズ取扱量の減少に対し、引き続きネットワーク力を生かした長期的安定供給体制の強化を進める。 製造適性の高い機能性原料の展開も継続し、日本国内のニーズをつかみ、現地メーカーとともに開発。サプライヤー網の拡充も進め、差…続きを読む
◇サステナブルな酪農で高品質乳製品を育む アイルランド政府食糧庁(ボード・ビア)は、乳製品のグラスフェッド基準でハイクオリティーな乳製品生産・輸出を支えている。国家的サステナビリティプログラム「オリジングリーン」が制定から10年を迎え、安全で信頼性…続きを読む
●輸入ナチュラルチーズ 需要創出へ新たな価値を ナチュラルチーズ(NC)の国際価格は、過去最大幅の高騰となった22年を超えて軟調に推移しているが、コロナ禍を経て世界的に広がるインフレーションによる景気後退、異常気象に伴う天候要因、さらに日本にとって…続きを読む
インターネット通販「楽天市場」を展開する楽天グループは、ECならではの情報深度の強みを生かし、チーズの魅力を発信し続けている。多様なチーズを購入できることの認知を広げ、消費喚起へつなげるさまざまな企画を展開。国産チーズでは関連サイトやグループ会社を駆…続きを読む
新型コロナウイルス感染症の5類移行、行動制限の撤廃で人流が回復し、さらにインバウンドのコロナ禍前水準への回復も加わって、業務用チーズ市場は回復基調にある。しかし、土産、外食などは好調な動きにある一方、回復の兆しがはっきりと見えてこないチャネルも多い。…続きを読む
23年度上期の家庭用チーズ市場は、金額ベースで前年を6~7%超えて推移した一方、数量は約1割減となった様子だ。22年度下期からの一連の価格改定の影響は消費マインドにズシリとのしかかり、嗜好(しこう)品とされるチーズは家計の優先順位を下げたと思われる。…続きを読む
22年度上期から1年半の間に複数回の改定を行ったチーズ市場は、生活防衛意識の高まりを背景とした消費マインドの変化のただ中にある。大手メーカーを含め、上期は単価上昇による増収効果はあったものの、物量面では大きく落ち込み。業務用市場はインバウンド復活もあ…続きを読む