日清オイリオグループの上期国内加工油脂事業は、物価上昇に伴う節約志向や取引先製品のダウンサイズ化・油脂使用量減少など厳しい状況下、新規ユーザーの獲得や既存顧客の新規商品採用などで販売数量が増加したことに加え、コストに見合った適正価格での販売に取り組み…続きを読む
明治は23年度下期、伸長基調にあるマーガリン類の勢いを持続させ、新たな購買層の獲得へ向けた施策を投下する。業界課題でもある若年層の取り込みへ向けて、チューブタイプを基軸としたユーザージャーニー(顧客が商品やサービスを知って購入するまでの一連の体験)の…続きを読む
リボン食品は、需給バランスが崩れやすいバターの代替品として、価格安定性の高さや作業効率性の良さを強みに持つ独自の加工油脂「ネオラティ」の拡販を進める。バターをはじめ、原材料価格高騰に苦心する顧客の一助となるべく、今春に同ブランドのシリーズ4品を発売。…続きを読む
月島食品工業は技術力をベースとした加工油脂群を多数保有。パン・菓子業界の課題である技術者(人手)不足、食品ロスや販売チャンスロス低減などの課題に対応する「QMS(クオリティーマイスターシステム)」や、プラントベースフードのおいしさに貢献する「Poff…続きを読む
雪印メグミルクの23年度上期油脂部門業績は、前年比5.7%増の41億円で着地した。前年度下期から取り組む小型化戦略が消費者のニーズをつかみ、新規取り扱いの獲得など展開面を拡大した。今下期もバターの価格改定など、家庭用油脂にとっては追い風の環境が続くと…続きを読む
J-オイルミルズでは世界的プラントベースブランド「Violife(ビオライフ)」を家庭用・業務用の両分野で展開。21年秋の発売以降、おいしさや健康感、環境負荷低減などさまざまな価値で評価を高めている。23年は同ブランドを通じ、サステナブルな食生活を目…続きを読む
業務分野におけるマーガリン類は、主に製菓・製パン市場(以下、最終市場)の必須素材として重要な役割を担い、最終市場を下支えしている。生地への練り込みや折り込みにより、食感や風味、劣化防止などの面で最終メニューの価値を高めるほか、バター不足の際には安定供…続きを読む
23年度上期のマーガリン類市場(乳主原含むデイリーファット全体)は、金額ベースで前年を約3%上回って推移したもようだ。22年秋、さらに23年春の価格改定を経て、20年以来の回復基調にある。生活防衛意識が浸透する中、コストパフォーマンスの高さが再評価さ…続きを読む
マーガリン類は、家庭用ではパン向けはもちろん、多彩なフレーバー戦略や優れた使い勝手を生かした料理用途でも活躍し、業務用は製菓・製パンなど最終市場の必須素材として不可欠な存在となっている。家庭用と業務用では用途が大きく異なる同市場だが、食品業界屈指の技…続きを読む