◆米穀業界の意見・提言 ◇全国米穀販売事業共済協同組合・山崎元裕理事長 ●変革期迎える事業環境 令和の米騒動のただ中、われわれコメ卸業界の事業環境は、変革期を迎えている。各社とも長年の、足元の相場に左右される近視眼的な思考から脱却し、長期的視野…続きを読む
健康志向の高まりを受け、バランスの取れた食生活が見直されてきている。砂糖業界では、糖質は身体に悪いという誤解を払拭(ふっしょく)するため適糖生活を提唱。一方で米穀業界では、コメ余りから不足へと、大きな環境変化のただ中にあり、今後の方向性とともに、存在…続きを読む
●にじの架け橋キャンペーン実施 木徳神糧は、「全国こども食堂支援センター・むすびえ(むすびえ)」と協力し、全国の子ども食堂を支援している。店頭でコメが買いにくい状況が続くとともに、販売価格が上昇する中、子ども食堂で使用するコメが不足する危機的状況に…続きを読む
●調達の要、農業を支援 最大手コメ卸グループの神明ホールディングス(HD)は1日、「川上戦略事業本部」をスタートさせた。アグリフードバリューチェーン構築を目指し、調達の要である農業を支援する川上事業と、加工する川中事業、外食や中食など川下事業までを…続きを読む
●フードパントリー活用も アイリスオーヤマは、東日本大震災の復興支援を掲げ、精米事業に参入。これが同社の食品事業の始まりとなっている。まず、宮城県の農業法人・舞台ファームと共同出資で、舞台アグリイノベーションを立ち上げたが、今年1月にアイリスアグリ…続きを読む
●腸内環境改善で再度注目 はくばくは、白米に大麦(もち麦・押麦)、雑穀、発芽玄米を混ぜて炊飯する「おこめにプラス」を提唱している。食生活の多様化により、食物繊維摂取量が減少している現代人。特に、主食のコメに代表される穀類の消費減に伴って、水溶性(発…続きを読む
●医食同源米配布など始動 東洋ライスが発起人となり、23年に立ち上げた「医食同源米によって我が国の国難を解決するためのコンソーシアム」。コメで人々の健康を増進させ、医療費増大や耕作放棄地の増加などわが国が抱える諸問題をオールジャパンで解決し、持続可…続きを読む
●コメの価値と魅力伝える コメ総合メーカーとして多角的事業を展開する幸南食糧は、「おむすび兄さん」による食育活動を全国で展開している。おむすびを通じて、子どもたちにコメのおいしさを知ってもらうと同時に、食や農への関心を喚起し、感謝の心を育むことを狙…続きを読む
●東大情報学研究室と調査 アルファ米を中心とした長期保存食を製造・販売する尾西食品は、1月31日に開催された「第2回荒川区防災対策会議」を全面的にサポート。東京大学大学院情報学環総合防災情報センターの開沼博准教授を迎え、区立中学校全10校の防災部員…続きを読む
健康米摂取による健康効果検証に、都市圏自治体が動き出した。大阪府泉大津市は、医食同源生薬研究財団と連携し、妊娠中の健康をサポートする「泉大津市マタニティ応援プロジェクト」を実施。コメのぬか層中の亜糊粉層を残存させた金芽米を摂取することで、妊産婦と赤ち…続きを読む