中部流通特集2025
2025.05.29愛知県を中心とした東海3県は三大都市圏の一角であり、競争が激化しやすいエリアだ。それだけに過度な競争と一線を画すには価格以上に存在価値が問われるが、この環境下でも独自の地域密着型スタイルで地元から圧倒的な支持を得ているスーパーがある。(中部支社編集部…続きを読む
●販促用ロボットを導入 従来の考え打破する店を 名古屋市中村区のアオキスーパーは4月1日、東京都品川区のUSENが提供する業務用の配膳ロボット「KettyBot」を、旗艦店の2店舗に導入した。食品をメーンとした自走式の販促用ロボットとして活用し、店…続きを読む
◇青果=人手不足 ●パッケージ加工作業も 岐阜市の青果仲卸、カネ井青果は24年2月から既存の冷蔵施設「安八低温物流センター」(岐阜県安八町)に続く2ヵ所目の「羽島低温物流センター」(同県羽島市)を稼働させた。低温物流での直送体制を強化するとともに…続きを読む
◇鮮魚=価格転嫁 ●ブリでシェア10%目指す 漁獲・養殖から加工、営業販売までを一気通貫で手掛ける三重県尾鷲市の尾鷲物産は4月から国内最大級の製氷能力を持つ製氷設備の稼働を開始した。空気パイプで各工場と直結。氷を作業現場まで運ぶ手間がなく、生産性…続きを読む
◇生乳=後継者不足 ●市、JAと共同購入の提案も 愛知県を中心に「中央牛乳」で広く認知されている同県豊橋市の乳業メーカー、中央製乳は後継者不足で今後の供給が危険視される酪農家を支援するために地産地消に注力している。同時に工場見学の受け入れや出前授…続きを読む
◇米穀=原料米確保 ●「瑞浪工場」取扱銘柄多様化に対応 米穀卸のハナノキ(愛知県北名古屋市)は24年年8月、1時間で約500kgのコメを無洗米処理する機械を2台導入するなど、瑞浪工場(岐阜県瑞浪市)の設備更新工事を完了させた。生産性が約1.5倍向…続きを読む
◆安定供給・地産地消 卸・メーカーの施策・方針 昨年の「令和の米騒動」を機に国産の農作物の安定供給を危惧する声が強くなっている。今回、中部地区の卸やメーカーらの安定供給に関する施策を紹介し、今後の指針を探る。(宇佐見勇一) * *…続きを読む
物価上昇が依然と続く中、実質賃金の伸びが伴わず消費マインドが低い状態で推移している。食品メーカーの厳しいコスト事情などから値上げが続き、加えて天候不順などにより農作物の価格が乱高下し、高値安定傾向となっている。こうした中でも各メーカーは知恵を絞り、機…続きを読む
●新業態ケーキ店も カレーパンが人気の「ベーカリーピカソ」を展開するアートブレッド(名古屋市中村区)は、ベーカリーショップを市内に5店舗と愛知県豊明市に1店舗展開している。 同ブランドで使用している窯は、生地の中心部の温度と外皮の温度がほぼ同時に…続きを読む
三越伊勢丹ホールディングスの事業会社名古屋三越が展開する名古屋の中心地に位置する名古屋栄三越(名古屋三越栄店)、閑静な住宅地に立地する星ヶ丘三越(名古屋三越星ヶ丘店)は、「上質な日常」をテーマに食品部門のさらなる強化が進められている。物価高やインバウ…続きを読む
名古屋市栄地区の中心地に位置し、外商をはじめとする富裕層顧客からの支持が厚い松坂屋名古屋店は5月、栄地区へ移転して100周年の節目を迎えた。昨年11月に北館全面リニューアルにより、「酒&DINING」フロアが誕生した。3月にはベーカリーショップが2店…続きを読む