和食特集:関連メーカー=マルコメ 簡便・健康軸に展開強化
2025.12.15
マルコメは、トップシェアを誇る味噌はもちろん、多彩な糀製品で和食市場の深耕拡大に取り組む。「時短・簡便ニーズ、健康志向の高まりで市場全体が拡大している」と同社。「糀」を訴求テーマに掲げる「プラス糀」シリーズのラインアップ拡充や、フリーズドライ(FD)…続きを読む
幸南食糧は、コメの総合メーカーとしてコメ卸事業だけでなく、3温度帯加工食品製造、ギフト販売事業、農産物の6次化支援も行い、コメの価値向上とともに、地域貢献にも注力している。こうした企業活動の一環として、独自開発・製造したコメ加工品の輸出にも注力、20…続きを読む
木徳神糧は、日本米の海外輸出に実績を持つが、タイやベトナム、中国に現地法人を設置し、輸出と海外産ブランド米の国内販売、海外で生産したコメの第三国販売など、多様な海外ビジネスを展開している。 海外産米の国内販売では、各国の食文化と絡めた地道な普及活動…続きを読む
コメ卸最大手の神明は、日本産米海外輸出に関しても業界トップクラス。ただ原料米不足や高値に直面する中、1~9月は物量ベースで前年比3%減となっている。特に、夏場の産地銘柄米不足は深刻で、今後、新米への本格的な切り替えに伴い、伸び率は鈍化しそうだ。 輸…続きを読む
コメとコメ関連食品の世界市場開拓にオールジャパンで取り組む全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会(全米輸)は103社の会員企業で構成され、海外展示会への出展ほか、JETORO、JFOODOと連携したプロモーション、調査・PR事業の3本柱で活動している…続きを読む
日本産米の商用輸出は年々拡大し、24年は前年比21%増の4万5112tとなった。海外の日本食レストランやおにぎり店などの需要拡大に努めた結果、アジアはもとより、北米や欧州向けも大きく増加。また、中東など輸出実績の少ない国・地域にも拡大している。(佐藤…続きを読む
ケンコーマヨネーズはいつもと変わらないおいしさで自然な減塩を実現するブランド「たのしお」から和惣菜3品を展開している。健康需要をかなえるとともに、関心の高まる和食文化の魅力発信を進める。 同社の上期調味料・加工食品事業は、原材料価格の高止まりなどコ…続きを読む
紀文食品は18日から順次、26年正月向け新商品を全国発売する。年越しの場面にぴったりな立体かまぼこ、桜もちをイメージした新感覚のだて巻き、高付加価値の国産原料にこだわった本格かまぼこ・だて巻きセットの計3品。おせちシーンに欠かせないラインアップで正月…続きを読む
●発酵・醸造文化や技術を発信 キッコーマンは大阪・関西万博で経営理念にする食文化の国際交流を促進した。6月に海外のトップシェフ3人を同時に招き、京都の老舗料亭ととともに、サステナビリティなどをテーマにした料理を提供した。過去に例のないドリームチーム…続きを読む
農林水産省は11月から、和食の普及に向けた新プロジェクトをスタートした。新たなプロジェクト名は「楽しもう!にほんの味。」(略称=楽し味〈たのしみ〉プロジェクト)。18年度に立ち上げた官民連携の「Let's!和ごはんプロジェクト」を引き継ぎ、ターゲット…続きを読む
「和食=日本人の伝統的な食文化」が2013年12月4日、ユネスコ無形文化遺産に登録され、今年で12年目を迎えた。遺産登録を契機にし、和食は世界一の長寿を実現する健康価値、旬の食材を使い切る自然環境の持続性が、国内外で広く知られるようになった。人口減の…続きを読む