江藤拓農林水産大臣は14日、コメを取り扱う主要な卸・小売団体トップを集め、毎月行うこととした政府備蓄米の放出について意見を聞くとともに、コメ価格の高止まり解消に向けた取り組みを話し合った。石破茂総理からの指示を踏まえたもので、江藤農相は「一日も早く、…続きを読む
昨年後半からの米価大幅高騰にもかかわらず、スーパーのコメ販売数量は好調だ。RDS-POSデータ(マーチャンダイジング・オン社)の全国スーパー実績によると、昨年7月~今年1月、コメとその関連商品全体で平均単価が前年比43.9%上昇、販売数量も同10.7%…続きを読む
越後製菓は7日、包装米飯製品・コメ製品の価格改定と新規格製品の発売、一部製品の休売を発表。価格改定は7月1日出荷分からとなる。同社は昨年12月にも原料コストの上昇などを受け価格改定を行ったが、その後も原料米高騰が続き、さらに物流費や包材費・人件費など…続きを読む
今回のコメ騒動について、最大手の神明ホールディングス(HD)の藤尾益雄社長は「かねて近い将来、コメの不足・高騰を予想していたが、こんなに早くやってくるとは」と驚きが隠せない様子だ。一方、幸南食糧の川西孝彦社長は「コメが当たり前に食べられる未来が揺らい…続きを読む
日本のコメが過剰から不足へと加速度的に変化する中、端境期の昨年8月、売場からコメが消えた。新米が出てその状態は解消されたものの、年が明けて春になっても価格高騰が続き、令和の米騒動は現在も続いている。小売価格で長年、5kg2000円割れは当たり前、特売…続きを読む
食品需給研究センターによると、24年の味噌生産量45万6487tのうち米味噌は39万4048tと全体の約8割以上を占める。もう一つの主原料である米穀について、味噌業界では原料米(加工用米・特定米穀)の不足と高騰を23年秋から懸念していた。水不足や高温…続きを読む
大手コメ卸の間で従来の外食や中食など需要創造型川下戦略から、調達の要となる農業を支援する川上戦略へと方向転換が目立つ。きっかけは今回の米騒動で、業界内で農家高齢化と異常気象による生産力低下が要因という見方で共通し、国策を待つだけでなく、民間からも農業…続きを読む
民間のコメ不足が鮮明となった。農林水産省は2月28日、1月末現在のコメの民間在庫数量を230万tと発表。同時期として近年で最も低水準だ。内訳は、集荷業者(年間取扱量500t以上)で前年より48万t少ない180万tにとどまる一方、卸売業者(同4000t…続きを読む
農林水産省が19日に公表した「米に関するマンスリーレポート25年2月号」によると、1月の相対取引価格(全銘柄平均・60kg当たり)は前年比31%、前月比5%高の2万5927円となり、米価がさらに上昇。出来秋から同月までの24年産米平均価格は2万405…続きを読む
農林水産省は14日、政府備蓄米21万tを放出すると発表した。江藤拓農相は同日会見で「主食であるコメが、投機の対象だと一部で言われている。健全ではない」と流通の停滞や価格高騰の背景に触れたうえで、放出のタイミングが遅れたとの批判は「甘んじて受け止める」…続きを読む