卵不使用をうたう外食店も増え始めてきた 卵ほど面白い食材はほかにないのではないか、と思っている。生の状態では液体だが、加熱されると固体に変化する。調理法によってとろとろにもなりふわふわにも、硬くもなる。利用度も多彩で前菜からドリンク、デザート、菓子類に…続きを読む
ここ数年、大手アパレルメーカーがカフェを併設するなど、他業種から外食産業(フードビジネス)に参入している企業が増えている。さまざまなタイプがあるのだが、以前に多くみられた「本業とは別の分野で、新たな柱としてフードビジネスを構える」という形態とは異なるよ…続きを読む
前回、食の趣向とオノマトペに代表される「おいしさの表現」の連動について書いたが、年代によっても「おいしさの表現」には違いがある。Z世代の表現にはどういった特徴があるのだろうか。オノマトペからも世代の売れ筋商品の傾向が見えてくる。おいしさの表現には、「歯…続きを読む
「作るおせち」から「買うおせち」へ移り、正月おせちの商戦は小売業にとって大きなマーケットチャンスとなっている。さまざまな調査を見ても現状では手作り派より購入派の割合が多く、そして購入おせちに関しても、毎年傾向に変化がある。 日本アクセスはレンジで作れる…続きを読む
「オノマトペ」は、大きく3種類に分けられる。1つは物事の状態を表す擬態語(たっぷり、つやつやなど)、そして音を表す擬音語(カリカリ、シャキシャキなど)、3つめが人や動物の声を表した擬声語(ワンワン、ニャーニャーなど)だ。日本では以前から、味や風味などお…続きを読む
「朝食を食べない家庭や子どもの増加」「朝食と脳の関係性」「一日三食の推奨」など、朝食に関する食卓環境の課題に対して国が指針を出すようになって久しい。一日の活動範囲の拡大や、学習意欲の向上、生活習慣の改善など、朝食がもたらす効果があるとされ、一食100円…続きを読む
今夏は、アイスクリームをひんぱんに食べた人が多いのではないだろうか。今年は7月の時点で真夏日(30度C以上の日)が続いた。長期で猛暑が継続し、アイスクリームで手軽に涼を得る需要も高かったと推測できる。なお、気温30度Cを超えるとアイスクリームから氷菓子…続きを読む
客の迷惑行為に飲食店は長年頭を悩ませている。迷惑行為をやめなかった客に対して店への入店を断わる、いわゆる「出入り禁止」を宣言する店も少なくない。店は本来、一人でも多く来店客数を増やしたいものであり、客としても居心地の良い店には長く通っていたいはずだ。需…続きを読む
「ハンバーグ」が熱い。ハンバーガーはブームが来て以来、今も人気だが、今回取り上げるのはハンバーグである。ひき肉で作るハンバーグは、家庭の定番料理になり、今では国民食のひとつといえるだろう。洋食として日本に入ってきたメニューだが、国内で独自にアレンジされ…続きを読む
前回、消費者視点から見た「おにぎり」ブームの背景を書いたが、おにぎりは外国人にも人気が高い。外国人訪日観光客には、コンビニエンスストアの商品で食事を済ますケースも少なくない中で、安価で腹持ちが良いおにぎりは人気が高いと聞く。海外ではおにぎりは「ONIG…続きを読む