おにぎりがブームである。おにぎりがブームである。2度書いてしまった。そのくらいある意味においてインパクトをもつ現象だ。おにぎりという地味でありながらも馴染み深いメニューがブームとは。しかし、日本の料理の原点ともいえる「おにぎり」だからこそ、日本人の食卓…続きを読む
トラック運転手の働き方改善にともなう「物流の2024年問題」は日本の食品業界において危機感のある重要テーマの1つであるが、労働者の権利が強く守られているオランダは状況が異なる。筆者が住むオランダの食品物流事情をお伝えしたい。 「在庫切れ」の張り紙にも来…続きを読む
ノンアルコール市場が広がりつつある。欧州では、ノンアルで食事や生活を楽しむライフスタイルの「ソバーキュリアス」という言葉も大衆化されており、パンデミックを契機に世界各国でアルコールへの価値観の変化が加速したようだ。日本でも、アルコールをウリにする“居酒…続きを読む
「欧州が、粉砕したコオロギをピザ等に必ず入れると決定」という事実でないツイッター投稿が1月下旬に日本国内で大きく話題になった。欧州委員会は2021年以降、段階的に「EU域内でのコオロギ粉入り食品の販売を許可」をしており昆虫食の注目は高まっている。今回は…続きを読む
通常は捨てられる廃棄物を新たな商品に生まれ変わらせる「アップサイクル」が広がりをみせている。アップサイクルは、単にリサイクルするにとどまらず、より付加価値の高い良品に生まれ変わらせることに注視している点が特徴だ。食品にはとどまらないが、食品業界としても…続きを読む
10代、20代の食べ盛りの男子は牛丼に目がない、と思われていた時代。牛丼を大学の教授がゼミ生のランチにご馳走したり、上司が部下の若手社員におごったりすることも珍しくなかった。だが近年は、牛丼をかきこむ男子よりも、ハンバーガーをほおばる姿のほうが目立つの…続きを読む
韓国旅行好きなら知っている人も多い「ポチャ」。国内でも2022年あたりから徐々に人気を高めている。「ポチャ」とは屋外の屋台形態の飲み屋のことで、「ポチャンマチャ(布帳張馬車)」を略した言葉。オリジナルは、その名の通りテントのようにテーブルの場所がビニー…続きを読む
筆者が住むオランダでは冬場の燃料高騰に国民みんなが悲鳴を上げた。連動して食品などさまざまな生活用品が値上がりし、2022年度の物価上昇率は11.6%(オランダ中央統計局調べ)にもなる。だが最近1つだけうれしい変化がある。今まで高級品であった和食材や日本…続きを読む
肉類の代替として、各国における大豆商品の市場はさらに広がるといわれている。欧米と異なり古くから大豆加工品を日常食としていた日本ではさほどの市場へのインパクトはないともいわれるが、明らかに代替品を扱う飲食店や小売店は増えつつある。大豆加工品の代表ともいえ…続きを読む
イタリアで「世界で一番良い食事」といわれることもある地中海式ダイエットは、本場イタリアで最近さらにグレードアップしている。地中海の食事法に日本由来のマクロビオティックを融合した新しい食事法「マクロ地中海ダイエット」が考案されたのである。日本食と地中海食…続きを読む