カエル先生のかんたんストレッチ:体幹を伸ばす
作業の合間に、腕を上に上げて、うーんと伸びをすると気持ちがいいですよね。心までのびのびと解放されるよう。ためしに、右腕を上に伸ばしてみましょう。どこに伸びを感じますか? 腕裏、わき、胸…。正しくやるともっと効果的で、気持ちがいいんです。今回は「体幹を伸ばす」ストレッチです。
効果的に体側を伸ばすポイントは、指先から伸ばさず、身体の中心(おへそ)から順に身体を伸ばしていき、最後に腕を伸ばすこと。「中から外へ広げる」要領で行いましょう。
◇
○脚を肩幅に開いて立つか、いすに座って両脚を床につけるか、どちらかのポジションを選んだら、お腹を引き締め(おへそを内側に吸い込み、そのまま上に吸い上げる要領)背筋を伸ばし、肩をすくめないようにリラックスさせます。これがスタートのポジション。
(1)右腕を、おへそ(骨盤)からまっすぐ上に伸ばし、左腕は、首から下に伸ばす(首を伸ばし肩を下げる。左の手のひらで空気を下に押さえつけるように)。逆側も行う。
(2)左手を左腰にあて、右腕を左斜め上に伸ばす(腕をあわてて先に伸ばさず、まず身体を伸ばす。右の骨盤と右の肋骨の間隔を広げることを意識して、最後に指先まで伸ばしていく)。逆側も同様に。
(3)両手を身体の前で組み、そのまま頭上に伸ばす(じゃばらのイメージで、左右の肋骨を少しずつ交互に引き上げ、肋骨が上がりきったところで腕を頭上に伸ばす)。
(スポーツインストラクター 敦代・T・ノーマン)