波動を高める生活学:小松菜

2005.01.10 114号 11面

原産地は東京都江戸川区小松川。その地名をとって“小松菜”と名付けられた。名付け親は徳川8代将軍・吉宗公との説もあるが、真偽のほどは定かではない。江戸時代から栽培され、いまでは全国的につくられている。収穫期が緑の野菜が不足する冬から春にかけての寒い時期なので重宝されてきた。今回は小松菜の健康効果を、波動測定を用いて検証した。

小松菜はβ‐カロテンが豊富なので緑黄色野菜に分類される。小松菜を100グラム食べれば1日の所要量の大半が摂取できる。β‐カロテンは体内でビタミンAに変わり、目の健康に作用する。眼精疲労や暗い所で物が見えにくくて困っている方は積極的に摂取しよう。さらに、ビタミンCも豊富で小松菜を100グラム食べれば1日の所要量の40%はとれる。ビタミンCは、不足すると乾燥肌や肌荒れをはじめとした肌のトラブルに悩まされるコラーゲンを合成する酵素を助ける働きがある。さらに、いまの季節は風邪やインフルエンザが流行する季節だが、ビタミンCをとれば免疫力が高まり、これらの疾病予防にもつながる。『視力』『皮膚』『感冒』の測定数値が高いのは当然の結果だ。

ミネラルでは鉄やカルシウムが豊富だ。鉄は貧血を予防し、カルシウムは骨の強化につながる。測定項目の『血液』『骨粗鬆症』をご覧いただきたい。あとは、食物繊維による便秘解消効果も測定値から伺い知れる。

さらに、『がん』の数値が2ケタに達している。これは、万病の元凶となる活性酸素を除去する効果がβ‐カロテン・ビタミンCにあるためと考えられるが、それ以外でもさまざまな有効成分の作用により得られた結果であると推測される。

小松菜は、ほうれん草としばしば比較される。人気では劣るかもしれないが、栄養価では決して引けを取らない。寒い冬を元気に乗り切るために、ほうれん草だけでなく小松菜も、ぜひ賞味いただきたい。

(めいらく波動医科学総合研究所・編)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: スジャータめいらく