月刊・漢方美人:うっかり日焼けをしてしまいました!?

2005.08.10 121号 8面

Q.供と海に行ったら、うっかり日焼けをしてしまいました。全身カバーしていたはずなのに顔と肩、背中が…。シミになってしまったら困るのですが。

A.お血(血行不良)を改善し、肌の代謝をUPさせることが大切

○日焼けによるシミの正体とは?

シミの正体は、みなさんもご存知の通り皮膚に発生するメラニンです。肌が紫外線を浴びると、真皮にあるメラノサイトという色素細胞が活性化し、シミのもととなる「黒色メラニン」を生成します。このメラニンは通常なら垢として剥がれ落ちるのですが、肌の新陳代謝が低下すると、皮膚の再生が滞り、メラニンが表皮に残りシミ・ソバカスとなります。

それでは中医学的にはシミの原因はどのように考えられているのでしょうか? お血は全身を巡ることで身体に必要な酸素・栄養・熱などを供給する働きがありますが、この血の流れが停滞した状態を中医学では「お血」といいます。お血の典型的な症状としては、頭痛・生理痛・生理時の血塊のほか、顔や皮膚の色の黒ずみなどがあり、これがシミの大きな原因と考えられています。

○紫外線によるシミを防ぐには?

まず、メラニン生成の原因である紫外線対策を徹底すること。そして、シミのできにくい体質づくりをすることがポイントです。

紫外線対策としては、外出時には、日焼け止めクリームでしっかり肌をガードし、日傘・帽子などを着用するなどの基本的なケアを怠らないこと。日々の積み重ねが大切です。

また、シミのできにくい体質づくりとしては、全身の血液の巡りを良くし、お血を改善すること。つまり、身体のすみずみにまで血液を巡らせ、肌の新陳代謝を活発にすることがポイントです。女性に不足しがちな血液を補い、血液の巡りをよくする当帰を主成分とした『婦宝当帰膠』などがよいでしょう。

さらに、日々のスキンケアとしては、皮膚の再生を促進し肌の老化を抑制する抗酸化作用に優れた沙棘オイルを主配合とした『セ・サージ』がおすすめです。身体の内外からのケアで、うっかり日焼けによるシミを防ぎましょう。

◆シノアカフェ 今月のお茶「オリエンタルビューティー」

オリエンタルビューティー、白毫烏龍茶などの別名で親しまれ、古くから欧米に台湾烏龍茶として輸出されてきた。無農薬で発酵が高く、独特のフルーティーな香りと甘みで、紅茶に近い味。運動や日焼け後の水分補給に最適なお茶だ。天然の甘さが身体の疲れを癒す。

(取材協力=華泰茶荘(東京・渋谷)電話03・5728・2551)

◆オススメは「婦宝当帰膠」+「セ・サージ」

内面ケアには、血液を養い血液の巡りをよくする「婦宝当帰膠」。シミのできにくい体質づくりに。外側からのケアとしては、シミのもととなるメラニンの生成を防ぎ肌の老化を抑制する抗酸化作用に優れた注目の果実沙棘を主配合した「セ・サージ」がおすすめ。

◆東洋エクササイズ

皮膚の新陳代謝を促す鼻通(びつう=小鼻の両横、シワの上端)を人差し指で30回押さえる。肌とつながりがある肺に関係したツボ。風邪の予防や鼻がつまっている時にもいい。

頬の部分、イラストの点線のエリアを中指・人差し指で円を描くように叩く。

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