月刊・漢方美人:風邪をひいてしまったら…

2007.01.10 138号 8面

Q.よく風邪をひきます。どうしたらよいでしょう。(30代女性)

A.中医学では風邪をタイプ別に分けて対応します。

お正月も過ぎ、年末年始の慌ただしさから解放され、日常生活へ戻るこの時期。寒さがピークを迎え、空気は乾燥し、風邪をひく人も多くなる頃です。

風邪とはウイルスや細菌などによる、のどや気管支の「感染症」のこと。原因となるウイルスはラノウイルスを筆頭に200以上もあるといわれています。

風邪の症状は人によってさまざま。どんな風邪でも同じ手当てで良いわけではありません。中医学では風邪を症状ごとのタイプに分け、そのタイプに応じたケアをします。

●赤い風邪(風熱型)

のどの腫れや痛み、急な発熱などが「赤い風邪」の特徴。高熱を伴うインフルエンザもこのタイプです。治療には、熱を冷まし、炎症を抑えることが必要です。食材は菊花や金銀花、ミントを加えたお茶や、大根、キュウリなどがお勧めです。漢方薬では『天津感冒片』が効果的です。

●青い風邪(風寒型)

背筋がゾクゾクして寒気がする、水っぽい鼻水が出る、頭痛がするといった症状が出たら「青い風邪」。このタイプは、身体を温めながら発汗させるのが一番です。冷たいものは控え、ネギやショウガなどで発汗を促しましょう。漢方薬では『葛根湯』が適しています。

●黄色い風邪(風湿型)

下痢や吐き気などを伴う風邪は「黄色い風邪」。ウイルスにより胃腸の粘膜が炎症を起こす風邪です。この場合には、体内に滞っている余分な水分を取り除くことが重要です。食材ではシソやショウガなどがお勧めです。漢方薬では 香やシソが配合された『勝湿顆粒』が良いでしょう。

風邪かなと思ったら、まずはどのタイプかを見分け、タイプに応じてケアすることが大切。そのためにも、「一刻も早く」対処できるよう漢方薬を常備することをお勧めします。そして、しっかりと休養をとることもお忘れなく。

繰り返し風邪を引いてしまう虚弱体質には、免疫力を高める漢方薬の『衛益顆粒』などがお勧めです。

◆オススメは『天津感冒片』『葛根湯』『勝湿顆粒』『板藍のど飴』

急な発熱やのどの痛みに『天津感冒片』、寒気には『葛根湯』、胃腸の具合が悪くなったら『勝湿顆粒』で対応を。風邪予防の代表ハーブ板藍根エキスの入った『板藍のど飴』を外出のお供に。

◆東洋エクササイズ:風邪のツボ

足三里(むこうずねの外側、ひざの皿の下端から指3本下)は免疫力アップのツボ。太陽(眉尻と目尻を結んだ点から親指1本幅分外側)は頭痛や発熱時に。9回押して1クールを3回。女性の場合は右脚が先、次に左(男性は逆)。

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