本紙記者の波動測定体験記 めいらく波動医科学研究所を訪ねて

1998.03.10 30号 2面

われわれは、ふるえている 地球もまた、ふるえている--宇宙を構成するすべての物質にはそれぞれに固有の振動数、波動がある。それは原子レベルで発生する磁場の動きで、普通には見たり感じたりできないほど微弱なエネルギーだ。そんな見えざる力を測定器により数値化することが、いまや可能となっている。色々な生命体や物体のエネルギーの強弱を測ることによって、何が分かり、私たちにどのようなメリットをもたらすのか。第一に、“人”の身心の健康状態を知ることができる。第二に、私たちをとりまく“物”が、人の健康にとって良いか悪いかの見分けができる。その測定結果は現代医学の診断や科学分析の結果とほぼ一致する。それどころか、現代科学では解明できない未病を発見することも可能だ。『波動』とは何かを探るため、日本最大規摸の波動研究施設、めいらくグループ波動医科学研究所を訪ねた。

名古屋市南部、天白川に沿って清潔な工場が建ち並ぶ。見覚えのある黄緑色のトラックが忙しく行き交い、まさに“スジャータ村”という雰囲気だ。その一画、名古屋製酪(株)の本社内にある研究所は、外の活気と対照的に、静かで穏やかな空気が流れていた。

数十台ものパソコンがずらりと並び、若い社員たちが真剣な面持ちでそれに向かっている。その中の一人のオペレーターに、さっそく波動を測定してもらった。

「まず、あなたの身体の情報水を作ります」。平べったい小ぶりのビデオデッキほどの機械の上には、同心円が二つ描かれている。片方の円の中心部に効き手の手のひらの中心を合わせ、もう一方の手を重ねる。一方の円上には水の入った小さな容器が置かれた。そして私の波動情報がその水に刻々と転写されていき…。

待つこと一分、ついに転写が完了した。結果、腸の機能が「やや危険」と出た私。その通り。実はその日とてもひどい便秘に悩まされていた。他にも悪いところはたくさんあったが、ここでは省略。自覚症状がすべて数値にきちんと現れていたことには本当に驚いた。

「おみやげです」とさきほどの情報水を手渡された。これを普通の水で希釈して飲み続けることで、身体の弱っている部分の機能を高めることができるという。

自分の悪いところを写しこんだ水など飲んだら、さらに悪化しそうな気がするが…。「これは飲尿療法と同じ原理なんです。悪いものを物理的に良くするのでなく、悪いものを悪いと脳に認めさせることで、自己治癒力を働かせてその部分を治すしくみ」だという。

分かったような分からないような…でも何か見えない力の確かな存在を感じながら研究所をあとにした。

コーヒーフレッシュのトップブランドである名古屋製酪(株)は、この不況期にもかかわらず毎年増収増益の大躍進を遂げている。

あくまで純粋に身体に良い本物の食品を求め続けた結果、波動理論に行きついたという。いまや波動研究の牽引的存在としても有名で、学会や他産業への寄与も大きい。

九四年に一○億円にのぼる運転資金を投入、国内にある主要な波動測定器を導入し、商品開発はもちろん、全社員や取引先など七万人を超える健康チェックに活用している。また、一○○社以上の企業から農産物・化粧品などの素材選定の依頼があり、月間三○○~四○○種類の素材を測定している。九六年には名古屋と東京に「めいらくグループ波動医科学研究所」を開設。現在五○名の波動測定能力を備えたオペレーターを養成している。

“超百歳元気”な双子の姉妹、きんさん・ぎんさんも、定期的に同研究所の波動測定を受けている。現在お二人は一○五歳。が、波動では六○歳なみの数値を示すという。

特に「幸福度」「(抗)ストレス」という項目では、二人ともかなり高い数値を示した。また「脳全体」の項目もプラス六と非常に高く、いわゆるボケとは無縁だという。

この結果について同社の日比孝吉社長は「祖先から譲り受けた長寿の遺伝子情報、そしてそれを見事に発現させた環境のたまものと思われる」と語る。こうしたタイプの人は、普通は全体の一割程度しか使われない遺伝子暗号を、もっと高い比率、活用しているのだ。自然と自己治癒力だって高くなる。

波動数値は気持ちの持ち方によってかなり左右される。同じように生活していても、怒りや悲しみの感情が多い人と笑いの絶えない人とでは、長年のうちに大きな差がつく。継続して波動数値を追うとその差は歴然だという。

測定担当者は「きんさん・ぎんさんは測定の時も終始楽しそうに笑われていました。お二人のように、常に何事も笑いとばし喜びや感謝の気持ち多く暮らしていれば、下手に薬を飲むよりはるかに良い波動を呼び、健康へ長寿へと向かうと思われます」。

音楽をテープに録音するように、波動情報をそのまま一定期間保持できるものがある。それは水。人の個人情報を転写した水を「情報水」と呼ぶ。

水には記憶力がある。構造記憶といい、いろいろな情報を波動の形で送り込めば、それを分子間の構造変化で記憶(転写)する。この水を分析すると、私のすべて…内臓や、骨、ホルモン、自律神経や免疫力、精神状態からストレス、幸福度まで…が波動の数値として表現される。

保存状態が良ければ一カ月や二カ月は情報がほとんど消えない。オペレーターから直接測定を受けなくとも情報水をクール宅急便などで送れば、その人の健康状態はすべて測定できる。同研究所では、各地で波動測定したり情報水を作ったり、また情報誌も作成している。

アトピーの人も大丈夫な卵、といった食品が増え話題となっている。こういった食品の波動をあらかじめ測ると「免疫機能」の項目の数値がとても高い。それをアトピーの人が食べ続けることで自己治癒力を高め、好転反応ののち完治する例も多く報告されている。

ハンバーガーチェーンなど外食産業でも、原料の有機野菜の品質管理に波動を活用するところが出てきた。こうした波動理論は、食品に限らず、建築・車・文具・衣類など、人を取り巻くさまざまな産業分野に応用され始めている。

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