酸化ストレス撃退大作戦
(1)抗酸化食品を積極的に取る。栄養バランスに気を配る
抗酸化食品とは、体内に生じた活性酸素を消去したり過酸化脂質の生成を抑制したりする前記酵素などを補強する物質のこと。新鮮な緑黄色野菜・果物・海草類・キノコ類・豆類・芋類・穀物・ゴマ・お茶など。
(2)「腹八部」の小食の徹底
慢性的な満腹は酸化的ストレスをつくる。
(3)よく噛んで食べる
唾液が多く出れば食べ物の中に混入している異物・毒を解毒する。また入ってきたものが胃で消化しやすくなる。小食でも満腹感を得られる。
(4)意識的に気分転換する
緊張したり強い怒りに襲われたりといった精神的なストレスでも、大変な活性酸素が出る。現代社会はストレス社会だから、意識的に気分転換をすることはとても大切だ。視覚・聴覚・臭覚など五感をフルに使う。
(5)紫外線をさける
がんを発症させるほど紫外線は肌の組織を破壊し、老化を進める。
(6)休養・睡眠を十分に
疲労が溜まれば活性酸素が勢いをつけ、細胞や生体組織の破壊活動が一段と激しくなる。
(7)適度な運動を心掛ける
脳は最大の栄養と酸素の消費基地。流れが滞れば脳細胞の死滅、ボケの原因となる。取り入れたものを効率的に使う、つまり脳に活発に血液を送ってやるためには適度な運動が最も効果的だ。また免疫力の向上が期待され、活性酸素が過剰に発生するカゼなどの病気になりにくくなる効果もある。
(8)サプリメントの摂取
日本人の不足している成分を配合量に反映した天然素材原料の「マルチビタミン」、抗酸化成分(ビタミンE・C・B2・ベータカロチン・亜鉛・セレン・マンガン・CoQ‐10・グルタチオン・カテキン、フラボノイドなど)を配合した「スーパーアンチオキシダント」などを取る。「マルチビタミン」は、図Cの「酸化ストレス予防能力」(横軸)の改善に、「スーパーアンチオキシダント」は「酸化ストレス状態」(縦軸)の改善に役立つ。