波動を高める生活学:ハチミツ

2003.03.10 91号 15面

3月に入り、日一日と春の息吹が感じられるようになってきた。野原一面に咲き誇る花畑に蜜蜂やチョウが戯れる……こんな光景も、もうすぐ見られるようになるだろう。

さて、蜜蜂といえば、あの甘い「ハチミツ」。ハチミツには花によってさまざまな種類があり、味や香りが異なる。一般的なのは、レンゲやアカシアだが、ソバやオレンジなどもある。そして、ハチミツはただ甘いだけではなく、健康にもとても良いことをご存知であろうか。今回はレンゲのハチミツを用いて波動測定を行った。

まず注目したのは糖分。砂糖は果糖とブドウ糖が結びついたものだが、ハチミツの糖分は蜜蜂が体内で作り出す酵素により、この二つの結合が切り離されているので、素早く吸収される。そのため、疲労回復には絶大な効果を示す。マラソン選手がレース中の水分補給に用いるドリンクに、よくハチミツが加えられているのはこのためであろう。

また、ハチミツは昔から咳や喉の痛みに良いとされ、市販ののど飴にもよく配合されている。「気管支」の波動測定値にもその傾向がよく現れている。さらに、ハチミツに多く含まれるグルコン酸やオリゴ糖が腸内のビフィズス菌の活動を促し胃腸の働きを助ける。「腸」の波動測定値が高いのはそのためだ。そのほか「過酸化脂質(抗酸化力を示す)」「がん」の波動測定値も確認してもらいたい。

少々変わった使い方もある。天性の美女とうたわれるクレオパトラはハチミツを化粧用に使ったといわれる。洗顔後の肌に薄くハチミツをのばして五分ほどおいてから洗い流すと、肌荒れに良い。これはハチミツの殺菌力やビタミンB群によると考えられる。「皮膚」の数値もなかなか良い。

ただし、食べ過ぎには要注意だ。先に、糖分が素早く吸収されると述べたが、これは急激に血糖値が上がることにつながる。さらに、果糖は中性脂肪になりやすいため、肥満につながる。「肥満」「血糖」の数値はあまり高くない。「過ぎたるは及ばざるが如し」を肝に命じて食そう。

(めいらく波動医科学総合研究所・編)

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