行木照雅店長　古川英和農産マネージャー（右）と

グレードの高いシャインマスカットは入口に

この地にしかないアボシメロン。瓜の仲間で、メロンより薄い、さっぱりした風味

ずらりと並んだ「兵庫のうまいもの」

2人の生産者が毎日運んでくる「竹田農場のとまと」

　●農産売り場、こだわってます！

　姫路はイオン発祥の地のひとつ。JR姫路駅から南に車で15分、山陽電鉄の飾磨駅から歩いて10分の好立地でオープン26年目、地域に根付いているお店です。40代のファミリー層を中心に、平日は60代のアクティブシニア層、週末は30代お子さま連れのファミリー層と、幅広いお客さまで賑わっています。

　●まず鮮度！そして価格に品揃え

　このお店の店長になる前は、本部の農産改革チームにいましたので、野菜売り場には強い思い入れ、こだわりがあります。何より一番大切なのは鮮度、次に価格、それから品揃え。さまざまなお客さまに喜んでいただけるように、コスパ重視のものからグレードの高い高級品まで揃えて頑張っています。

　たとえばキャベツやブロッコリーは1個100円以下で価格訴求します。一方、少し贅沢しておいしいフルーツがほしいというご要望なら、いまならぶどう、シャインマスカットやナガノパープルがおすすめです。容量も大事な要素です。1人世帯、2人世帯のお客さまからは少量品のニーズがあります。じゃがいも、たまねぎ、にんじんは1個からバラ売りで。キャベツは4分の1カット、白菜は6分の1まで取り揃えています。ほうれん草など葉物は1わの半分の小束も。逆に袋ものの大容量もあります。

　農産品の特徴や品質の良さは、外から見ただけでは分かりにくいもの。それをどうお伝えするか。まずは品種POP、果物なら糖度も表示して。半切りした見本をお見せしたり、お味が分かる試食も毎日、実施しています。

　●兵庫のうまいものが勢ぞろい

　「兵庫のうまいもの」コーナーも人気です。特に2人の生産者が毎朝運んでくれる「竹田農場のとまと」は、すぐになくなってしまうほど。古川農産マネージャーが約2年かけてつくり上げた売り場で、年間を通して商品が揃うようになってきました。