漢方スローライフ 季節と一緒にいい加減(194)立夏 「菌活の日」にいろいろなきのこを
●24節気 立夏(5月5日~5月20日)
「立夏」の候。寒さが戻ってきたり急な暑さが訪れたりしながら夏に向かっていきます。
この時期には「菌活の日(5月24日)」があります。「きのこ」は菌そのものを食べられる唯一の食材。食物繊維の一種であるβ-グルカンを含み、免疫力を高めて身体を守ります。
何種類かのきのこを合わせると補気(気を補うこと=元気になること)の働きが強くなり、肺や胃腸の機能を高めます。しいたけ、まいたけ、ブナシメジは日光を当てるとビタミンDに変化する「エルゴステロール」が多くなり、カルシウムの吸収を助けます。ブナシメジには肝臓の働きを助ける「オルニチン」がシジミの7~10倍も入っています。
身体の熱を冷ます清熱効果のあるセロリと合わせると、爽やかな一品に。
●ごうんろっきで気象うらない
五運六気・2026年(丙午年)
主運の火運不及を引きずってきましたが、客気が厥陰風木でようやく暖かさを感じられそうです。
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五運は、5惑星「木(風)・火(暑、熱)・土(湿気)・金(乾燥)・水(寒)」をなぞらえた天の気。六気は、地球の地の気である「風・寒・暑・湿・燥・火」。この組み合わせで24節気ごとに巡ってくる気象と、それが私たちの身体に及ぼす影響を予想するのが「五運六気」。
◆きのことセロリと鶏ささみの塩炒め
きのこパワーで胃腸を元気に!
エネルギー144kcal たんぱく質15.2g 塩分2.0g(1人分)
〈材料・2人分〉
・鶏ささみ……2本
・お好みのきのこ3~5種類……合わせて200g(しいたけ、エリンギ、ブナシメジ、えのきたけ、まいたけなど)
・セロリ……1/2本
・クコの実……小さじ1
・ごま油……大さじ1
・A塩、酒……各少々
・A片栗粉……大さじ1
・塩……小さじ1/2
〈作り方〉
(1)鶏ささみは筋をとってひと口大のそぎ切りにし、Aの塩と酒をもみ込み、片栗粉をまぶす。
(2)きのこ類はそれぞれ食べやすい大きさにする。セロリは斜め切りにし、クコの実はひたひたのぬるま湯でやわらかく戻しておく。
(3)フライパンに中火でごま油を熱し、(1)を並べて両面きつね色になるように中までしっかり火を通し、きのこ類を加えて炒め合わせる。
(4)しんなりしたらセロリとクコの実を入れ軽く炒め、塩で味を調える。
●きのこ Mushrooms
【栄養学】きのこ類は低カロリーですが、食物繊維、亜鉛、銅、ビタミンB1・B2・Dなどを多く含みます。β-グルカンは免疫力を高めます。
【薬膳学】多くのきのこ類は身体の気を補い、胃を元気にして腸の働きを良くします。通便作用もあり高血圧や脂質異常症を改善します。
東京栄養士薬膳研究会 管理栄養士・国際薬膳師 北智子(レシピも)














