漢方スローライフ 季節と一緒にいい加減(198)白露 「畑のミルク」で養生を
●24節気 白露(9月7日~22日)
まだまだ日中は暑さが残るものの、朝晩は急に肌寒くなります。この激しい寒暖差は自律神経に負担をかけ、体温調節や免疫機能など、さまざまな働きに影響を与えます。この時期はまだ残る暑さに加え、冷えや乾燥から身体を守りたいですね。ぶどうの甘味や酸味の成分によって疲労回復と体力増強に働きかけます。平性で身体を温めすぎず、冷やしすぎないバランスのとれた性質のため、どのような体質の人でも季節を問わず安心して摂取できる食材です。栄養豊富で、欧州では「畑のミルク」と表現されるほど。ブドウ糖や果糖など吸収されやすい糖質がたっぷり含まれ、疲労回復の効果が望めます。また、黒や赤系の皮には、動脈硬化を予防し、目の疲れに効果があるとされるポリフェノールの一種アントシアニンも豊富です。
●ごうんろっきで気象うらない
五運六気・2026年(丙午年)主運の金運不及が続いて、火運が相対的に強くなり、残暑が長引くことになりそうです。
*
五運は、5惑星「木(風)・火(暑、熱)・土(湿気)・金(乾燥)・水(寒)」をなぞらえた天の気。六気は、地球の地の気である「風・寒・暑・湿・燥・火」。この組み合わせで24節気ごとに巡ってくる気象と、それが私たちの身体に及ぼす影響を予想するのが「五運六気」。
◆ぶどうとトマトのカプレーゼ
疲れた身体に、ぶどうの回復力!
エネルギー279kcal たんぱく質10.3g 塩分0.3g(1人分)
〈材料・2人分〉
・ぶどう……10粒
・トマト……中1個
・モッツァレラチーズ……1袋(100g)
・バジル……適宜
・クコの実……小さじ1
・オリーブオイル…….大さじ1
・レモン……1/8個
・レモン汁……小さじ2
・塩、黒こしょう……各少々
〈作り方〉
(1)ぶどうは洗って1/2にカット、トマトはひと口大の乱切り、モッツァレラチーズはひと口大にちぎる。レモンはいちょう切りにし、クコの実はぬるま湯で戻す。
(2)(1)の材料を器に盛りつけ、全体に塩、黒こしょう、レモン汁、オリーブオイルの順にかけて、最後にバジルをちらす。
※干しぶどうでつくってもおいしい。
●ぶどう Grape
【栄養学】主成分の糖質に加え、カリウムが豊富。色の濃い皮には抗酸化作用のあるポリフェノール(アントシアニンやレスベラトロール)が豊富。
【薬膳学】夏の暑さによる疲労や慢性的な疲れを解消し、体力を補います。カリウムの利尿作用によって、冷房で冷えた身体のむくみも改善されます。
東京栄養士薬膳研究会 管理栄養士・国際薬膳師 豊田伸恵(レシピも)















