漢方スローライフ 季節と一緒にいい加減(197)立秋 カラフル夏野菜で次の季節へ

2026.08.01 373号 08面
「焼きパプリカのマリネサラダ」

「焼きパプリカのマリネサラダ」

パプリカ

パプリカ

●24節気 立秋(8月7日~22日)

「立秋」は夏至と秋分の間の時期。ここを境に朝夕暑さがやわらいでいきますが、まだまだ暑さがこたえます。補陰の食材で夏に消耗した水分を補い、乾燥を防ぎましょう。胃に優しく消化の良いオクラや、胃の働きを助けるパプリカがおすすめです。

パプリカは中南米が原産地。日本ではこの10年、国産の生産量が増えています。輸入品で通年入手できますが、本来は夏から初秋が旬の「夏野菜」です。

ビタミンC・E、β-カロテンを豊富に含む栄養価の高さが自慢。通常、ビタミンCは熱で壊れやすいのですが、パプリカの場合はしっかりした組織に守られているため、加熱によって損なわれにくいとされ、ビタミンCは緑のピーマンの約2倍。赤、橙、黄の色素であるカロテノイドは、生活習慣病予防の効果があるといわれています。

●ごうんろっきで気象うらない

五運六気・2026年(丙午年)主運の土運太過とともに、客気の太陰湿土が重なって、ベトつく日が続くかもしれません。

* 五運は、5惑星「木(風)・火(暑、熱)・土(湿気)・金(乾燥)・水(寒)」をなぞらえた天の気。六気は、地球の地の気である「風・寒・暑・湿・燥・火」。この組み合わせで24節気ごとに巡ってくる気象と、それが私たちの身体に及ぼす影響を予想するのが「五運六気」。

◆焼きパプリカのマリネサラダ

イライラや憂鬱をやわらげたい時はパプリカを!

エネルギー129kcal たんぱく質5.5g 塩分1.5g(1人分)

〈材料・2人分〉

・パプリカ(赤、橙)……各1/2個

・オクラ……3~4本

・たまねぎ……1/4個

・ほたて貝柱水煮缶(ほぐし身)……1/2缶(40g)

・サニーレタス……2枚

A・オリーブオイル……大さじ1

A・砂糖……小さじ1

A・塩……小さじ1/3

A・酢……大さじ1/2

A・こしょう……少々

〈作り方〉

(1)少量の油(分量外)を塗っパプリカを金串で刺し、火であぶって表面を黒く焼く。

(2)パプリカの金串を抜き(火傷に注意)、水を流しながら黒く焼いた皮をきれいにむく。ヘタや種などを取り除き、5mmくらいの幅に縦に切る。

(3)オクラはゆでて、1本を2~3に斜め切りし、たまねぎは薄切りにする。

(4)(2)と(3)とほたて貝柱を合わせ、サニーレタスを敷いた器に盛り、Aを混ぜてかける。

●パプリカ Bell pepper

【栄養学】ピーマンと同じナス科の野菜。苦みがなく甘みがあり、加熱しても生でもおいしく食べられます。βーカロテン、ビタミンC、カリウムが豊富です。

【薬膳学】気の巡りを良くし、肝の働きを助けるためイライラや憂鬱感を鎮める効果があります。また、胃の働きを助け、血流の改善も期待できます

東京栄養士薬膳研究会栄養士・国際薬膳師 松尾貴代(レシピも)

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